米麹(米こうじ)には、アミノ酸や葉酸、モリブデンが多く含まれています。
その栄養効果として、筋肉増強、疲労回復、精神安定、貧血改善、粘膜の健康維持効果などが期待できます。
米麹(米こうじ)の効能
米麹(米こうじ)は、蒸した米に麹菌を加えて繁殖させたものです。デンプンを分解してブドウ糖にしたり、タンパク質を分解してアミノ酸にしたりする酵素を含んでおり、日本酒や甘酒、味噌を作るときに使われます。清酒や味噌に米麹を用いることで、香り高く仕上がります。日本で作られる味噌の8割は大豆に米麹が加えられており、江戸甘味噌や関西白味噌、九州麦味噌などがその代表です。
米麹の主要成分はアミノ酸と脂肪酸で、ビタミン・ミネラルでは葉酸とモリブデンが豊富に含まれているため、筋肉増強、疲労回復、精神安定、貧血改善、粘膜の健康維持などの効果が期待できます。
米麹は、未開封の状態のものや味噌と合わせてしまったものは冷凍保存が可能です。冷蔵で保存したい場合は、生の米麹に塩を混ぜ込む「塩切り麹」にすると冷蔵保存が可能になりますが、甘酒を作ることはできなくなり、味噌作りのみに限定されるため注意が必要です。
生の米麹はスーパーなどでは販売されていませんが、通販で購入できます。ただし、商品によっては乾燥の米麹より生のほうが高価な場合もあります。
米麹の人気&簡単レシピ
米麹で作る甘酒
お湯の量は800㏄位までOKですが、温度だけ気をつけて。糀菌は温度が高い状態が続くと死んでしまいます。冷やして(+氷)飲むことが多いので、少し濃いめに仕上げています。飲むとき、好きな甘さに調節してください。
米麹と炊飯器で甘酒
ポイントは、炊飯器の蓋を完全に閉めないようにして温度管理をしっかりすること。残ったものは冷凍保存しておけます。
米麹の甘酒ケーキ
メイプルシロップ、蜂蜜、ジャム、生クリームなどを添えて食べるとおいしさアップ!甘いケーキがお好きな方は、砂糖を50gほど加えてください。
乾燥米麹で醤油麹
1日1回混ぜ合わせるだけでとっても簡単。ただし、出来上がりの日数は気温によって変わります。清潔な容器を使い、ふたは少し開けた状態で作ってくださいね。完成品の保存は冷蔵庫で。
たった30分で!米麹から塩麹の作り方
60〜70℃のお湯を使うのがポイント。あまりにも高温だと菌が死んでしまうそうです。お湯を入れてからよくかき混ぜると、美味しい塩麹ちゃんになりますよ♪
米麹(米こうじ)の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- 米麹の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 286kcal 水分 33.0g たんぱく質 5.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 1.7g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 59.2g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.2g 不溶性食物繊維 1.2g < 食物繊維総量 > 1.4g 灰分 0.3g ナトリウム 3mg カリウム 61mg カルシウム 5mg マグネシウム 16mg リン 83mg 鉄 0.3mg 亜鉛 0.9mg 銅 0.16mg マンガン 0.74mg ヨウ素 0μg セレン 2μg クロム 0μg モリブデン 48μg ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) (0)μg ビタミンB1 0.11mg ビタミンB2 0.13mg ナイアシン(ビタミンB3) 1.5mg ビタミンB6 0.11mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 71μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.42mg ビオチン(ビタミンB7) 4.2μg ビタミンC (0)mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.2mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定