にんじんといえば、鮮やかなオレンジ色。この正体はカロテンです。見るからに豊富に含まれていることが分かりますが、にんじんは活性酸素を抑制するβ-カロテンの含有量が野菜のなかでトップなのです。β-カロテンは「プロビタミンA」(ビタミンAの原料の意)とも呼ばれ、必要に応じて体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を保護して正常な状態に保つために必要な栄養素です。免疫力を高める働きがあるので、風邪などの病気にかかりにくくなります。ビタミンAが不足すると、夜盲症(鳥目)になる可能性があります。
さらにβ-カロテンより強い抗酸化力をもつα-カロテンも含むため、ダブルのカロテン効果で細胞の老化を防止し、ガンや生活習慣病予防の効果が期待されます。カリウムも豊富で、高血圧予防にも役立つ緑黄色野菜です。
β-カロテンをたっぷり吸収するには?
にんじんは、油との相性が抜群です。油で炒めて食べると、生よりもβ-カロテンの吸収率が3倍も高いという実験結果もあるそうです。炒め物や天ぷらのほか、サラダでは油が入ったドレッシングやマヨネーズをかけるとβ-カロテンが効果的に摂取できます。
にんじんの保存は、水気を拭き取り、ラップで包むかポリ袋などに入れ冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冬は常温でも保存可能です。たくさんにんじんがある時は、大量消費レシピで美味しくいただきましょう。
にんじんの大量消費レシピ
にんじんのきんぴら
にんじんが嫌いな小さな子もこれだけはパクパク♪お弁当に入れると大喜び!ポイントは醤油を一気に入れず、残りを最後に鍋肌にそって回し入れること。2回に分けて加えることで、醤油の風味が引き立ちます。
にんじんチーズ焼き
安くてたくさん買ったにんじんを美味しくたくさん食べれるレシピ。もちもち感ととろけるチーズがたまりません♪チーズに塩気があるので、塩は控えめがおすすめ。にんじんに他の材料を加えるときは、粉類→水→チーズの順にすると混ざりやすいようです。ご飯のおかずやお酒のおつまみにはもちろん、こどものおやつにもぴったり!
にんじんシリシリ
ツナ缶と卵で作れる簡単シリシリ。にんじんのシャキシャキ感を残すコツは、強火でサッと仕上げること。火が弱いと食感が損なわれるに加え、にんじんから水気が出てビチャビチャになってしまいます。
にんじんサラダ
さっと茹でて和えるだけでとっても簡単!手間をかけず、シーチキンとマヨネーズでにんじんがとってもおいしくなりました♪にんじんは薄いので茹で時間にはくれぐれも注意。茹ですぎるとクタクタになってしまいます。茹で上がった後は混ぜ合わせるだけ♪マヨネーズと塩コショウは好みで加減してください。
にんじんナムル
「体に良いにんじんを家族にたくさん食べてもらいたい」そんなお母さんの思いから生まれたレシピ。にんじんは茹でずに電子レンジでチンするのがポイント。そうすることでにんじんの良さを残せます。しんなり派なら長めに、シャキシャキ派なら短めに、好きな固さによって加熱時間は調節してくださいね。
にんじんイタリアンサラダ
材料はたったの二つ!作りおきに最適なホットサラダです。乾煎りしたにんじんは旨みがギュッと凝縮され、驚きのおいしさ。にんじんを乾煎りするときのポイントは、低温でじっくり水分を飛ばすこと。びっくりするほど甘く仕上がります。ドレッシングはにんじんが冷めてから混ぜると、少ない量でも良い味が出るようです。
にんじんクリームパスタ
にんじんがメインのクリームパスタ。白身魚入りでたんぱく質も摂取!にんじんの臭みが気にならないので、野菜をあまり食べないこどもにもおすすめです。生クリームを豆乳や牛乳に変えて作る場合は、チーズなどを加えると、さっぱりしながらコクある仕上がりになります。パスタは全粒粉パスタや玄米パスタを選ぶと、美人効果あり!?
にんじん千切りの明太子あえ
にんじん嫌いの旦那さまもモリモリ食べるという一品。和えるときのコツは、明太子を一か所にまとめて投入すると同時に酒をそこにかけること。卵が水分によって広がるので、和えやすくなります。味付けにはめんつゆを使っても美味しいようですよ。
にんじんマリネ
食べだしたら止まらない!にんじんの大量消費にもってこいの簡単でおいしい絶品サラダです。ピーラーを使うときにはケガにご注意。出来たてより時間を置いた方が味が馴染んでおいしくなります。
にんじんと豆腐のグラタン
豆腐ソースでにんじんをたくさん食べられるヘルシーグラタン。にんじんはそのまま食べられるくらいまでしっかり炒めましょう。「グラタンを食べたいけどカロリーが高すぎる…」「こってりしないあっさりなグラタンを食べたい!」そんなときにはゼヒ♪
超簡単にんじんきんぴら
炒めるだけ!油と合わさったにんじんのβ-カロテンは吸収率アップ!ピーラーで食べやすく裂いたにんじんを熱したごま油で焼くだけなので、料理初心者の方でも失敗知らずのレシピです。
たまねぎとにんじんとピーマンのマリネ
ボウルいっぱいに作れば忙しいときに重宝♪お弁当のおかずにも便利な常備菜マリネです。早く漬けるポイントは、ジップロックの空気をしっかり抜いておくこと。浅漬けの重しつきの保存容器と同じくらいの効果があるらしいですよ。塩の代わりに塩こうじを使ってもおいしいようなので、お試しあれ。
にんじんとレーズンのサラダ
簡単で色鮮やかな一品。レーズンの甘酸っぱさがアクセント♪出来上がって20分後くらいから食べられますが、食べごろは翌日。味が馴染むので、作ってすぐよりおいしくなります。冷蔵庫に入れておけば2〜3日ほどはおいしく食べられるので、作りおきにも便利!
にんじんチヂミ
ニラがないからチヂミを作れない?いえいえ、ニラがなくてもチヂミはできる!にんじんの色が鮮やかなチヂミはいかが♪強火で焼くと焦げやすいので、弱火でカリッと仕上げてください。
にんじんとソフトさきいかのサラダ
ソフトさきいかがポイント!食べきれずに余っていたり、あまり味が良くなかったりするさきいかをおいしく活用♪にんじんの赤さとさきいかの白さで、見た目のイントネーションもキレイです。少し時間をおいて味が馴染んだ頃にどうぞ♪
にんじんピーマンおかか味噌
ご飯のお供やお酒のおつまみにぴったりなおかか味噌。ピーマンは青臭さが抜けるまで炒めるのがコツ。煮詰め具合は好みでOK。少し緩めに仕上げた方が、使い回しはしやすいです。野菜たっぷり&発酵食品で栄養補給にも♪
にんじんサラダ スペインバル風
シンプルな材料でいつでも作れる♪スペインバル風の簡単サラダです。日持ちするので多めに作っておくと、お弁当のおかずや忙しいときの一品にも便利♪付け合せにすると彩りが映えますよ。ニンニクは少量でも結構効くので、味を見ながら加減しましょう。
にんじんのみりん醤油炒め
みりん醤油の甘辛さでご飯が進む!ポイントはできるだけ薄く切ること。薄ければ薄いほどおいしく仕上がります。分厚くなってしまったときは、レンジで加熱してから炒めると良いようです。調味料は分けていれると、味がまとまりやすいです。