「スイカとさんま」「うなぎと梅干し」「天ぷらとスイカ」など、よくない食べ合わせとされる食材の組み合わせは有名ですが、最近では、これらの説は迷信といわれているようです。
「よくない食べ合わせ」とは?
実際、うなぎと梅干しを多量に食べても全員なんともなかったという話もあり、根拠がいまひとつよくわからない感じがしないでもありません。
しかし、摂取量や体質、健康状態によっては体を損なう食べ合わせはありますし、有効成分の働きを阻害するような作用を及ぼす組み合わせもあります。
[スポンサーリンク]
少し注意したい食べ合わせ
うなぎ×梅干し
うなぎの脂と梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こすことがあります。
天ぷら×スイカ
水分の多いスイカが胃酸を薄め、消化が悪くなることがあります。
酒×からし
酒同様、からしなどの辛いものも血行を促すため、じんましんや湿疹のかゆみが出る可能性があります。また、高血圧・糖尿病・高コレステロールなどの生活習慣病を助長します。
ちょっといいことがある食べ合わせ
その一方で、こんな体によい組み合わせもあります。
刺身×しその実・わさび
しその実もわさびも殺菌作用が強いので、食中毒を起こす菌をやっつける効果が期待できます。また、胃の働きを高めて消化を助ける働きもあります。
カレー×らっきょう
らっきょうの香りに含まれる硫化アリルが、カレーでもたれた胃の働きを助けます。
とんかつ×キャベツ
食物繊維を多く含むキャベツが、とんかつの油分の吸収を抑制します。
ステーキ×クレソン+にんにく
クレソンの苦味と辛味が消化を促進します。また、にんにくも消化を促進してくれます。
体調不良時は少し注意を
通常あまり神経質になる必要はないと思いますが、体調がよくないときには少し意識してみてください。