MATSは、にんにくに含まれる成分のひとつで、正式名称をメチルアリルトリスルフィド(methyl allyl trisulfide)といいます。
MATSの栄養効果として、血液サラサラ効果、血栓防止、抗酸化作用、がん予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防などが期待できます。
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MATSの効能
MATSには、血栓をできにくくする作用があるとされています。
血栓とは、血液の中の血小板が別の血小板を巻き込んで塊のようになったものをいいます。この血栓が血管の内部を傷つけ、さらに血が流れにくくなると、血管のつまりを引き起こしますが、MATSには、血小板が別の血小板を巻き込む作用を抑える効果があるため、血液中で大きなかさぶたのようなものができないよう働きかけ、さらに、すでに固まってしまった血小板をバラバラにほぐして溶かす効果もあるといわれています。
血栓ができにくくなれば、血栓症の予防につながります。血栓症とは、血管の中にできてしまった血栓がつまりを起こす病気で、脳梗塞や心筋梗塞などが引き起こされるおそれもあります。近年よく耳にするエコノミークラス症候群も血栓症の症状のひとつで、こちらは血栓が肺の動脈を詰まらせる危険があります。
このほか、MATSの強い抗酸化作用が活性酸素を除去することによる、がんや動脈硬化の予防も期待できます。
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