アコウダイには、ビタミンA・B1、EPA、DHAが含まれています。
アコウダイの効能
アコウダイは、タイといっても実はカサゴの仲間で、東日本以南の水深200〜600mに棲む深海魚です。カサゴよりもすっきりとしたタイに似ており、タイよりも赤く美しいため、祝儀用に用いられることも多くあります。やわらかくてコクがある白い身は、刺身や煮つけ、照焼き、塩焼き、しゃぶしゃぶ、ブイヤベース、グラタンなど幅広い用途を持ち、干物、粕漬け、味噌漬けなどにも利用されます。
アコウダイには、皮膚や粘膜を健康に保ち、視力の低下を防ぐビタミンAが豊富に含まれています。また、目の部分にはエネルギー代謝を促進するビタミンB1が多いため、残さず食べるのがおすすめです。
そのほか、皮膚・粘膜の健康維持、視力低下防止、代謝促進、血栓防止、動脈硬化の予防、アレルギー症状の緩和・改善、コレステロール値低下、脳の活性化に有効とされるEPAやDHAも多く含まれています。
EPAとDHAはエイコサペンタン酸とドコサヘキサエン酸のことで、これらはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、その効能が注目されている栄養素です。
アコウダイは、体色の鮮紅色が鮮やかで目が澄んでいるものが新鮮です。切り身で売られているものは、身がピンク色のものを選ぶようにしましょう。
アコウダイの簡単おすすめレシピ
韓国風 大根とアコウダイの煮物
アコウダイの干物に飽きたときや、魚が余ったときに。魚はアコウダイに限らず、イサキや鯛でもおいしいです。生でも干物でも作れます。
煮付け
一尾魚の煮付けで難しいのは煮詰め具合。弱火だと魚がクタクタになり煮汁も薄く、火が強すぎると生煮えのまま煮詰まってしまうので、 強火&短時間がポイントです。少しとろみがあって濁りのない煮汁を目指しましょう!
塩焼き
息子の100日目のお祝いに。私は竹串を二本使いましたが、長い竹串がある場合は一本で。食べやすくなるコツもあり!
アクアパッツア
魚の目が白くなったら火が通った合図。ムール貝でも美味しく、切り身や他の白身魚もおすすめです。