サラシアは、インド・スリランカなどの東南アジアおよびブラジルなどの熱帯地域に広く分布する、サラシア属デチンムル科の植物で、古代インド医学のアーユルベーダでは、この根を現代でいうリウマチ・喘息・虫さされなどの症状の緩和に活用していました。
現代の日本ではどう認識されている?
日本では、根の部分に含まれる成分が血糖値の上昇を抑制することや、αグルコシダーゼ阻害活性を持つこと、さらに糖尿病の神経障害を引き起こすアルドース還元酵素を阻害する活性作用を有することなどが確認されたことにより、健康食品の素材として注目されるようになりました。
また、サラシアの根に含まれるサラシノールという成分が糖質の分解を抑制する働きがあることから、ダイエットや肥満防止に効果があるとして注目されているほか、サラシノールの腸内でのオリゴ糖を増やす働きにより、増えたオリゴ糖が乳酸菌の働きが活発になるため、便秘にも有効とされています。
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サラシアの主な効能
サラシアには、血糖値の上昇抑制以外にも、さまざまな効能があります。
ダイエット
血糖値の上昇を抑え、炭水化物の分解を抑制し、脂肪の燃焼を促進してくれるため、ダイエットにも有効です。
便秘解消
難消化性デキストリンの整腸作用が便秘の解消につながります。
アンチエイジング
エピガロカテキンガレートという抗酸化物質が、美容や老化防止に効果的です。
サラシアの摂取にはノンカフェインのお茶がおすすめ
サラシアを手軽に摂取するには、やはりサラシア茶を飲むのが最も手っ取り早いかもしれません。サラシア茶はお茶といってもノンカフェインなので、子どもから大人までだれでも安心して飲めますし、副作用の心配もないのでおすすめですよ。