メタボ対策として体にいいことをしたいけれど、何から始めたらいいのかわからないという人も多いと思います。
そんなときは、まず主食を玄米や胚芽米に切り替えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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玄米と胚芽米の違いとは?
玄米は、米からもみ殻だけを取り除いたもので、その玄米からさらにぬか層を取り除いたものが胚芽米です。胚乳だけの白米よりも、玄米なら約4.6倍、胚芽米なら約2.6倍も食物繊維が多いのが特徴です。
食物繊維の種類と効果
食物繊維には、次の2種類があります。
水溶性食物繊維
コレステロールや糖質の吸収を妨げるため、コレステロール値や血糖値を抑える効果がある。
不溶性食物繊維
腸内で水分を吸収して膨張するため、食べすぎ防止や便秘の解消に役立つ。
その他の栄養素と効果
また、玄米に豊富に含まれているオレイン酸も、血液中のコレステロールを低下させます。
このほか、抗酸化作用が強く、血液中のLDHコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防するビタミンE、高血圧症の予防に役立つカリウムが、玄米は白米の3倍以上、胚芽米は1.7倍以上含まれ、糖や脂肪の代謝に働くビタミンB1も豊富です。
気になる摂取カロリーも、白米ごはんが1膳(150g)あたり252kcalであるのに対し、玄米ごはんの場合は248kcalと、腹持ちがいい割に低いのがうれしいですよね。
主食を白米から玄米や胚芽米に替えるだけで、毎日の食生活のなかでこれらの効果が期待できるのです。
効果的な摂り方
玄米は消化が悪いので、よくかんで食べるようにしましょう。また、ぬかが取り除かれている胚芽米は洗う必要はありません。洗いすぎると胚芽が取れてしまうので、気になる場合は軽く洗い流すだけにしておきましょう。