ミル貝には、カリウムやカルシウム、リン、鉄、タウリン、ベタインが含まれています。
ミル貝(ミルクイ)の効能
ミル貝は正式名称をミルクイといいます。成長すると17cm前後になる大きな二枚貝で、市場に出るのは大きさ13cm前後の3〜4年ものが主です。
海水の汚れなどにより漁獲高が減ったため、現在は国内産が高級食材のひとつとなり、韓国からの輸入物が増えています。また、代用として白ミルと呼ばれるナミガイが登場し、今では市場や寿司店で見られるものの多くがこの貝です。
ミル貝には、血圧を下げるカリウムや骨形成に必要なカルシウム、リン、貧血を予防する鉄などのミネラルが豊富に含まれているほか、滋養、解毒作用強化、眼精疲労回復に有効なタウリンや、肝機能強化、エネルギー代謝の活性化に役立つベタインも含まれています。
殻つきのミル貝の場合は、生きているものを選びましょう。水管に触ると敏感に反応し、足を引っ込めながら殻を閉じるものが新鮮です。湯通しして皮をむいてあるものは、厚みがあって大きく、弾力のあるものが美味といわれています。
ミル貝(ミルクイ)の人気&簡単レシピ
本ミル貝のバター炒め
ガーリックと醤油の香ばしさが食欲をそそる!新鮮であれば、貝柱やワタ、ヒモも水管と一緒に炒めて美味しく食べられます。
ミル貝の刺身
寿司のネタによく使われているミル貝の香りを楽しむ一品。新鮮なものが手に入ったら、ぜひどうぞ。
焼きミル貝
刺身、バター炒め、唐揚げなどが定番ですが、実はとにかく素材の旨みだけで美味しいミル貝。ただ焼くだけでも香ばしさが加わり、抜群の美味しさです。
ミル貝と季節キノコのバター醤油仕立て
お醤油とバターを使い、とても新鮮な食材を生かした味付けにしてみました。洋風とは違った味わいを楽しめます。
ミル貝のネギ油 冷菜
醤油を加減してお好きな濃さに仕上げてくださいね。湯通しはさっとでOK。4人分を作る場合は、分量を倍にしてください。
ミル貝(ミルクイ)の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- ミル貝/ミルクイ(生・水管)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 82kcal 水分 78.9g たんぱく質 18.3g アミノ酸組成によるたんぱく質 (13.2)g 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 0.1g 飽和脂肪酸 0.04g 一価不飽和脂肪酸 0.02g 多価不飽和脂肪酸 0.05g コレステロール 36mg 炭水化物 0.3g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 2.1g ナトリウム 330mg カリウム 420mg カルシウム 55mg マグネシウム 75mg リン 160mg 鉄 3.3mg 亜鉛 1.0mg 銅 0.04mg マンガン 0.16mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) Tr ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) Tr ビタミンA(レチノール活性当量) Tr ビタミンB1 Tr ビタミンB2 0.14mg ナイアシン(ビタミンB3) 2.0mg ビタミンB6 0.05mg ビタミンB12 9.1μg 葉酸(ビタミンB9) 13μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.64mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 1mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.6mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0.8g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 80% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: みるくい(標準和名)
廃棄部位: 貝殻及び内臓 - ミル貝/ミルクイ(生・水管)のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 78.9g たんぱく質 18.3g アミノ酸組成によるたんぱく質 (13.2)g イソロイシン (660)mg ロイシン (1100)mg リシン(リジン) (1100)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (410)mg 含硫アミノ酸:シスチン (230)mg 含硫アミノ酸 <合計> (640)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (560)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (510)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (1100)mg トレオニン(スレオニン) (680)mg トリプトファン (160)mg バリン (690)mg ヒスチジン (330)mg アルギニン (1200)mg アラニン (1000)mg アスパラギン酸 (1600)mg グルタミン酸 (2300)mg グリシン (1300)mg プロリン (710)mg セリン (670)mg ヒドロキシプロリン (100)mg アミノ酸組成計 (15000)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: みるくい(標準和名)
廃棄部位: 貝殻及び内臓
軟体類の平均値から推計 - ミル貝/ミルクイ(生・水管)の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 78.9g 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 0.1g 脂肪酸総量 0.12g 飽和脂肪酸 0.04g 一価不飽和脂肪酸 0.02g 多価不飽和脂肪酸 0.05g n-3系多価不飽和脂肪酸 0.04g n-6系多価不飽和脂肪酸 0.01g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0mg (12:0) ラウリン酸 0mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 5mg (15:0) ペンタデカン酸 1mg (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 27mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 0mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 10mg (20:0) アラキジン酸 1mg (22:0) ベヘン酸 0mg (24:0) リグノセリン酸 0mg (10:1) デセン酸 0mg (14:1) ミリストレイン酸 0mg (15:1) ペンタデセン酸 0mg (16:1) パルミトレイン酸 2mg (17:1) ヘプタデセン酸 Tr (18:1) <計> 8mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 9mg (22:1) ドコセン酸 1mg (24:1) テトラコセン酸 0mg (16:2) ヘキサデカジエン酸 0mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 1mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 Tr (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 1mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 3mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 1mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 Tr (20:4) n-6 アラキドン酸 5mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 8mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 2mg (22:2) ドコサジエン酸 0mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 7mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 2mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 22mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名: みるくい(標準和名)
廃棄部位: 貝殻及び内臓 - ミル貝/ミルクイ(生・水管)の脂肪酸成分表(2) 脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表
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脂肪酸成分表(2) 単位: g/100g 脂肪酸総量 脂肪酸総量 292 飽和脂肪酸 110 一価不飽和脂肪酸 51 多価不飽和脂肪酸 131 n-3系多価不飽和脂肪酸 103 n-6系多価不飽和脂肪酸 27 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 4.1 (15:0) ペンタデカン酸 1.2 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 23.4 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 Tr (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 8.4 (20:0) アラキジン酸 0.5 (22:0) ベヘン酸 0 (24:0) リグノセリン酸 0 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 2.0 (17:1) ヘプタデセン酸 0.3 (18:1) <計> 7.2 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 7.6 (22:1) ドコセン酸 0.5 (24:1) テトラコセン酸 0 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6リノール酸 0.7 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 0.3 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0.1 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 0.7 (20:2) n-6 イコサジエン酸 2.7 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0.6 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0.4 (20:4) n-6 アラキドン酸 3.9 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 7.1 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 1.9 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 6.0 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 1.4 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 19.0 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名: みるくい(標準和名)
廃棄部位: 貝殻及び内臓 - ミル貝/ミルクイ(生・水管)の脂肪酸成分表(3) 脂質1g当たり
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脂肪酸成分表(3) 単位: mg/g 脂質 脂肪酸総量 292 飽和脂肪酸 110 一価不飽和脂肪酸 51 多価不飽和脂肪酸 131 n-3系多価不飽和脂肪酸 103 n-6系多価不飽和脂肪酸 27 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 12 (15:0) ペンタデカン酸 3 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 68 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 0 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 25 (20:0) アラキジン酸 1 (22:0) ベヘン酸 0 (24:0) リグノセリン酸 0 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 6 (17:1) ヘプタデセン酸 1 (18:1) <計> 21 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 22 (22:1) ドコセン酸 1 (24:1) テトラコセン酸 0 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 2 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 1 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 Tr (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 2 (20:2) n-6 イコサジエン酸 8 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 2 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 1 (20:4) n-6 アラキドン酸 11 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 21 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 6 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 17 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 4 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 56 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名: みるくい(標準和名)
廃棄部位: 貝殻及び内臓