山ごぼうには、食物繊維や糖質、タンパク質、炭水化物が多く含まれています。
山ごぼうの効能
食用とされる山ごぼうはキク科アザミ属のモリアザミの根で、切り口の模様が菊の花に似ていることから「菊ごぼう」とも呼ばれているものです。一方、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の山ごぼうと呼ばれる植物は有毒で、これとは別物です。
茎の太さは小指または薬指程度で、長さは30〜40cmほど、白味を帯びていて独特の風味と香りがあり、やわらかく歯ごたえがよいのが特徴です。味噌漬けや醤油漬けなどの漬物に利用されるほか、産地の岐阜県恵那市や中津川市ではすき焼きや鍋物の具としても用いられています。
山ごぼうには、食物繊維、糖質、タンパク質、炭水化物が多く含まれているため、滋養強壮に効く食品として昔は年貢として納められていたといわれています。また、コレステロール値や血糖値を下げるという研究結果も発表されています。
さらに、山ごぼうの味噌漬けの場合は、味噌の原料である大豆に含まれるフラボノイドの一種がもたらす肝臓がんや乳がんを抑える効果や、麹菌などによる胃がんの抑制や生活習慣病予防の効果も加わるため、期待できる効能が一層増えると考えられます。
山ごぼうの人気&簡単レシピ
山ごぼうの味噌漬け
滋養強壮や血糖値低下に働く山ごぼうに、ガン抑制や生活習慣病予防に役立つ味噌が加わることで、健康効果がさらにアップ。箸が止まらない、食べ過ぎ注意の山ごぼうの味噌漬けです。皮は薄いので、剥がないで汚れを落すだけでOK。漬けてから4日目頃が食べごろです。
山ごぼうの浅漬け
最初はつけ汁の量が少ないように感じでも、徐々に水分が出てくるのでちょうど良くなるようです。冷蔵庫で4〜5時間も経てば食べれます。漬けている間、途中で何度か上下を返してあげると味が均一に染み渡ります。
山ごぼうの醤油漬け
出回る時期が短い山ごぼうを醤油漬けに。山ごぼうは少し濃いめの塩水に漬けて一晩おくことで、しっかりあくが抜け、下漬けもできます。意外と簡単なので初心者さんもお試しあれ。山ごぼうは滋養強壮に効くので、体力が落ちているときにもおすすめです。
山ごぼう・人参・するめイカの漬物
山ごぼうも人参も旨い!豊富な食物繊維で便秘解消効果も♪漬け汁を一度火にかけることでアルコール分が飛んでしまうので、こどもでも大丈夫。漬けてから5時間もすれば食べられます。