なた豆は東南アジア原産のマメ科の植物で、さやが刀または鉈(なた)に似ていることから、刀豆(とうず・なたまめ)と名付けられました。
漢方薬として知られており、近年では健康食品や健康茶としても一般的に知られるようになっています。
膿を出す妙薬
豊富に含まれるカナバニンの血行促進作用、コンカナバリンAの腫瘍作用が有効に働くため、なた豆茶は昔から膿を出す妙薬として珍重され、痔・蓄膿症・歯槽膿漏などの改善に効果があるといわれているほか、腎臓の毒素を排出する機能を修復・強化する働きもあるとされています。
免疫力を高めてアレルギー体質を改善
なた豆茶に多く含まれるカナバニン・コンカナバリンAには免疫を正常化する作用があるため、免疫異常によるアトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・ぜん息・食物アレルギーなどの改善に有効といわれています。
老化防止・生活習慣病予防にも
なた豆茶には良質のタンパク質や食物繊維、サポニン、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、抗酸化物質SODなどもたっぷり含まれているため、老化防止や生活習慣病予防などにも非常に効果的といわれています。
なた豆茶の飲み方
なた豆茶には主に茶葉タイプのものとティーバッグタイプのものがありますが、ティーバッグタイプならカップに入れてお湯を注ぐだけですし、やかんで煮出す場合でも、やかんに1リットルの水とティーバッグ1袋を入れ、弱火で10分ほど煮出すだけでとても手軽に飲めます。
温かいままでもおいしいですが、冷蔵庫で冷やしてからでもすっきりとした味わいが楽しめます。
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なた豆茶の一日あたりの摂取量は特に決められていませんが、飲みすぎると下痢などの副作用があらわれる場合もあります。体に悪影響のない適正な量は0.5~2.0リットルといわれていますが、個人差があるので、自分に最適な摂取量を見つけましょう。
また、なた豆茶は薬ではなくあくまでも健康食品ですので、たくさん飲めば飲むほど大きな効果を得られるというわけではありません。効果のあらわれ方はとても緩やかで、1ヶ月ほど飲んだ程度ではそうそう実感できるものではないとされています。そのため、なた豆茶を習慣として自然に取り入れ、長く継続的に飲み続けることが何より大切なポイントとなります。