風邪やインフルエンザにかからないためには、日頃から免疫システムを正常に保っておくことが大切です。そこで、免疫システムの強化に役立つさまざまな栄養素をご紹介します。
ビタミンAが喉や鼻の粘膜の働きを高める
ビタミンAには、粘膜の構造や粘膜分泌機能の保持という生理機能があるため、欠乏すると粘膜が弱り、風邪をひきやすくなります。
βカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変化します。また、強力な抗酸化作用もあるため、むしろ摂取するならβカロテンがおすすめです。
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免疫機能をアップする栄養素とは?
免疫機能を高めるためには、次の栄養素が不可欠です。
ビタミンC
NK細胞の活性化、ウイルスの不活性化、インターフェロンの産生促進、抗体産生促進作用。
ビタミンB6
抗体の合成にかかわり、免疫機能を正常化。
亜鉛
抗ウイルス活性、食細胞・リンパ球の活性化。
セレニウム
白血球の増殖促進、細菌貪食能の向上。
コエンザイムQ10
白血球の働きを高める。
活性酸素による被害から守るには?
また、活性酸素に対抗する抗酸化物質も、免疫機能の維持に重要です。
免疫の中心となる白血球は、抗体産生や食作用に使う活性酸素から自身を守るために、十分なビタミンCを必要とします。また、抗酸化酵素の構成成分となる鉄・亜鉛・マンガン、免疫細胞を活性化するラクトフェリンのほか、ビタミンE・セレニウム・コエンザイムQ10、フラボノイドにも抗酸化作用があります。
高性能サプリメントで補うのも有効
風邪やインフルエンザに対する栄養面での対策としては、バランスのよい食事で栄養をしっかり摂ることと、ビタミンCの多い果物を摂ることなどがありますが、食事だけでは栄養素の補給が足りないと感じる場合は、高性能のマルチビタミン&ミネラルのサプリメントが役立ちます。