紫外線は、シミ・シワのもとになるだけでなく、皮膚ガンのリスクも増加させます。特に紫外線のピークとなる6〜8月は注意が必要です。
紫外線の種類
太陽光の中には、
- UV-A(シミ・シワの原因)
- UV-B(ひどい日焼けや皮膚ガンの原因)
- UV-C(強力な殺菌力)
の3種類の紫外線が含まれており、そのうち、UV-AとUV-Bがオゾン層を通過して地表に到達します。
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紫外線対策の栄養素
紫外線対策には、次の栄養素が有効です。
ビタミンC
紫外線によって皮膚に発生する活性酸素を抑え、コラーゲン合成を促進する。また、メラニン色素の生成を抑え、できてしまった色素を無色に還元するのを助ける。
ビタミンE
活性酸素の影響で細胞膜が酸化するのを防ぐ。ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が期待できる。
βカロテン(ビタミンA)
体内で代謝され、必要な分だけビタミンAになる。ビタミンAには発ガン抑制、皮膚の免疫機能やバリア機能を維持する働きがあるが、βカロテン自体にも強力な活性酸素抑制効果がある。
ビタミンB2
細胞の再生や成長を促進する働きがあり、皮膚の新陳代謝を高める。
亜鉛
細胞の再生に必要なミネラルで、皮膚を正常に保つため、不足すると紫外線に対する皮膚の抵抗力が低下する。
適度な日光浴は大切
害ばかりが注目されがちな紫外線ですが、実はその一方で、ビタミンDの合成という、私たちの体に不可欠な作用も持っています。ビタミンDは骨の形成に重要な働きをしており、骨粗鬆症や骨折の予防に役立つほか、ガンのリスクを低下させることもわかっています。神経質になって紫外線を避けるのではなく、適度に日光を浴びることもまた大切なのです。