ニラは、安い・おいしい・栄養満点と三拍子揃った緑黄色野菜です。また、あらゆる料理に使いやすい食材でもありますので、意識して摂るようにしたいものですね。
栄養の豊富さは折り紙つき
ニラ特有の香りの成分はアリシンで、疲労回復に不可欠なビタミンB1の吸収を高めたり、消化を助けて食欲を増進させたりするなどの働きがあります。また、ビタミンB1・B2・C・E、カルシウム、カリウム、鉄なども多く、栄養満点です。
栄養的にも価格的にも、そして利用のしやすさにおいても、野菜の優等生ともいうべき存在ですね。
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下ゆでせず生のまま調理するのがベター
下ゆでをすると香りがやわらぎますが、ビタミン効率を考えると、炒め物や汁物には生のまま使うのがベターです。
ゆでて和え物などにするときは、大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、その中でできるだけ短時間にゆで上げるようにしましょう。
理にかなった組み合わせ「ニラレバ炒め」
誰もが知っているニラレバ炒めは、ニラの栄養的特徴を最大限に活かしたスタミナメニューといえます。油で炒めることで、ニラのβカロテン、レバーのタンパク質や鉄の吸収率がアップします。さらに、ニラとレバーを組み合わせることで、レバーのビタミンB1の吸収率も高まります。夏バテや疲労回復、貧血予防はもちろんのこと、風邪をひきやすい人、目が疲れやすい人にも抜群の効果を発揮してくれます。
レバーが苦手という人は、レバーを豚肉やハム、卵、魚介類、大豆製品などに代えても、ほぼ同様の効果が得られます。
アレルギーの人は多食を避けて
アレルギー体質の人や胃腸の弱い人がニラを一度にたくさん食べると、症状が悪化したり、下痢を起こしたりすることがありますので、食べすぎないように注意しましょう。