ヤーコンは南米アンデス地方で採れる芋の一種で、これを原料として作られるヤーコン茶は、糖尿病・肥満・生活習慣病などの方に人気となっています。
ヤーコンの栄養成分
ヤーコンの葉や茎には、カリウム・カルシウムなどのミネラルと、カテキン・テルペン・フラボノイド配糖体・イヌリンなどの生理活性物質、ビタミンA・B1・B2・Cなどが含まれています。
また、学会において話題となった血糖値抑制効果のある新しい成分については、現在も研究が続けられています。
[スポンサーリンク]
オリゴ糖の含有量はタマネギやごぼうの2倍以上!
ヤーコンの甘味の主成分であるフラクトオリゴ糖は、体に直接吸収されず低カロリーが実現する上、腸内善玉菌を増加させ、整腸作用や免疫力アップにも効果のある糖です。オリゴ糖は、自然界においてはタマネギ・ごぼう・蜂蜜などに含まれていますが、ヤーコンはタマネギやごぼうの2倍以上ものオリゴ糖を含んでいます。
赤ワインよりも手軽にポリフェノールが摂れる!?
また、赤ワインに多く含まれることで知られるポリフェノールも、ヤーコンのほうがより多く含んでいますので、ヤーコンを日常の食事に取り入れることで、赤ワインよりも手軽にポリフェノールを摂取できます。
これにより、若く健康な体の維持に期待が持てます。
食物繊維+オリゴ糖で便秘解消
シャキシャキの食感からも想像できるように、ヤーコンは食物繊維も豊富です。フラクトオリゴ糖との相乗効果で、整腸作用が期待できます。
サツマイモとは似て非なる低カロリー食材
ヤーコンの見た目はサツマイモに似ていますが、成分はまったく異なり、水分・食物繊維・オリゴ糖がほとんどで、カロリーもサツマイモの半分以下です。また、同じキク科の根菜であるごぼうと比較しても、ヤーコンのほうが低カロリーなので、ダイエットにはうってつけです。