アーモンド・カシューナッツ・落花生(ピーナッツ)などに代表されるナッツ類は、タンパク質や脂質に富む栄養価の高い食品です。
小さいのに高タンパク・高脂肪
ナッツ類にはタンパク質が20%前後含まれ、しかも良質です。
脂肪の含有量は50%前後で、悪玉のLDLコレステロールを減らし、動脈硬化を予防するリノール酸などの不飽和脂肪酸が主体です。
そのほか、強力な抗酸化作用で老化やガンを予防するビタミンEも多く、ビタミンB1・B2、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維などの供給源としても優秀です。
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摂取量を守れば糖尿病の人でも安心!
少量でバランスよく栄養補給ができるナッツ類は、疲れがたまっている人、貧血ぎみの人、ストレスの多い人などに最適の食品といえます。血糖値を急激に上げることがなく、インスリン反応もゆるやかなので、摂取カロリーにさえ注意すれば、糖尿病の人も安心して食べられます。
ベジタリアンがナッツ類をよく食べるのはなぜ?
ナッツ類は、そのまま食べるほか、サラダ・和え物・揚げ物の衣・クッキー・ケーキなどに利用できます。
ベジタリアンが料理にナッツ類を多用するのは、食事にボリュームを出すと同時に、その高い栄養価を期待してのことです。料理に適度に組み入れると、ナッツの脂質によって緑黄色野菜などに含まれるカロテンの吸収率がアップしたり、腹持ちがよくなったりといった効果が期待でき、ヘルシーダイエットにつながるのです。
カロリーや塩分には注意!
とはいっても、ナッツ類は高カロリー食品ですから、酒のつまみにポリポリつまんだりしていると、肥満を招きかねません。また、塩漬けにしたものや塩をまぶしたものも、塩分の過剰摂取につながります。「毎日少しずつ」を鉄則にし、胃腸の弱い人も多食を避けましょう。