「食べて痩せる」を実現させるには食べる順番を意識することが大切だといわれていますが、そもそも、なぜそこにこだわる必要があるのでしょうか?
食べ順を意識すべき理由とは?
食べ順を意識しなければならないのには、
- 消化吸収速度を遅くして腹持ちをよくする
- 血糖値の上昇をおだやかにする
という2つの理由があります。
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GI値との関連性
GI値の高いものにはやわらかい食べ物が多く、あまり噛まずに食べられてしまうため、早食い=食べすぎを招きやすいのですが、これを回避するための方法が、GI値の低いものや腹持ちのいいものから食べることなのです。
GI値とは血糖値を上げる速度の値をいい、この値が高いほど血糖値が上がるのが速いわけですが、反対に値が低いものは胃からの排出速度が遅く、血糖値の上昇が緩やかなため、腹持ちがよく満腹感を感じやすいのです。
つまり、結果的に一回の食事量を減らせるというわけです。
先に食べるべき食品とは?
食べ順としては、GI値の低いものから食べるのが鉄則となります。それに加え、GI値を下げる作用をする酢は強い味方になります。さらに、腹持ちのよい食物繊維を多く含む、野菜・発芽玄米・玄米などの食品も先に食べるべきアイテムです。
ご飯やイモ類で血糖値を調整
体を動かす原動力となる糖質の中でも、多糖類(ご飯やイモ類などデンプン質のもの)は砂糖などに比べて吸収が緩やかな糖質です。食事では、ご飯やイモ類を上手にメニューに取り入れ、おかず→ご飯→おかず→ご飯のように交互に摂取し、血糖値を急に上げない調整役としましょう。
ただ、外食ではご飯が茶碗の約2倍もの量で出てくることもあるため、食べすぎにはくれぐれも注意したいところです。