腎臓は、体内の老廃物を尿として体外へ排泄し、血液をきれいにしてくれる重要な臓器です。
腎臓の働き
腎臓の主な働きは、次の7つです。
- 老廃物や不要な物質を尿として排泄する
- 血液中の水分や体液、栄養成分のバランスをととのえる
- 体内の電解質(塩分・カルシウム)のバランスを調整する
- 血液を中性に保つ
- 血圧を調整する
- ホルモンを分泌して赤血球をつくり、不要になったホルモンを分解する
- 活性型のビタミンDをつくる
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腎臓病の予防対策
腎臓病は自覚症状があらわれにくく、気づいたときにはかなり進行していることがあります。尿がにごったり顔にむくみが出たりしたら、できるだけ早く病院へ行きましょう。
予防としては、
- 高血圧や動脈硬化にならないように食生活に気をつける
- 適度な運動をして肥満を防ぐ
などの対策をとりましょう。
腎機能低下を防ぐために気をつけたいこと
腎機能低下を防ぐため、次のことを心がけましょう。
新鮮な野菜を食べる
加工食品や干物には塩分が多く含まれているので注意し、新鮮な野菜をたっぷり摂りましょう。
塩分制限
塩分は1日6g以下が理想です。過剰な塩分は腎臓に負担をかけ、高血圧の原因にもなります。
タンパク質の摂りすぎに注意
タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけます。ただし、エネルギーは十分に摂らなければなりません。
睡眠と休養
腎臓病をはじめとした生活習慣病には、休養も不可欠です。スポーツや趣味で気分転換をはかり、疲労回復の意味でも睡眠をたっぷりとることが大切です。
こんな尿が出たら病院へ!
腎臓に異常があると、血尿や白濁尿、または泡立った尿(タンパク尿)が出ます。このような尿が出たら、腎臓病の疑いがあるので、病院で詳しい検査を受けましょう。