豚肉のロースには、ビタミンB1・B6やナイアシン、カリウムが多く含まれています。高タンパクで脂質も多いものの、しゃぶしゃぶに用いる部位としてはバラ肉よりは低脂肪となります。

豚肉の肩ロースは、高タンパクで脂肪も多く、ビタミンB1や亜鉛が豊富に含まれています。肩ロースの赤肉は比較的低脂肪です。焼豚・焼肉・ソテー・煮豚などに適しています。

豚肉の肩肉には、ビタミンB1やビタミンB6、亜鉛が含まれています。豚肉の肩肉は高タンパクで脂質も多くなっています。赤肉は低脂肪です。

牛のスモークタンの栄養成分はタンパク質よりも脂質が多く、ダイエットには不向きといえます。また、ナトリウムやカリウム、リンなどが含まれています。

ビーフジャーキーとは、牛肉を塩漬け・塩抜きして干したもののことをいい、通常はもも肉が使われます。ナトリウムやカリウム、ナイアシンなどが含まれています。

牛肉の味付け缶詰とは、照り焼き風の甘辛醤油味が特徴の牛肉の缶詰です。牛肉の味付け缶詰には、ナトリウムやカリウム、リンが含まれています。

コンビーフの栄養価は牛肉と類似し、鉄や亜鉛などがしっかり含まれています。ただし、脂肪の含有率も多いうえに塩分も2％含まれており、高カロリーなのには注意が必要です。

ローストビーフには、ナトリウムやカリウム、リンが含まれています。ローストビーフは、中身に赤みを残して焼くのがおいしく仕上げるコツです。焼いたものは薄くスライスしてグレービーソースをかけていただくほか、サンドイッチの具やドミグラスソースで煮込むハッシュドビーフにも利用されます。

牛の横隔膜（ハラミ・サガリ）には、カルシウムや鉄が多く含まれています。ほどよい脂肪と柔らかい肉質が焼肉として人気ですが、シチューやカレーなどの煮込み料理にも適しています。

牛テールは、コラーゲンやエラスチンなどの肉基質タンパクの割合が多く、柔らかく煮るのに時間がかかりますが、出汁がよく出るためシチューやカレー、おじやなどスープにうま味を出すことに重きを置いた料理に適しています。亜鉛も多く含まれています。

牛の子宮には、ビタミンB12や亜鉛が多く含まれています。脂肪が非常に少なく低カロリーであることが特徴ですが、タンパク質は肉と同じくらい含まれており、コレステロールはエビと同程度でやや多めです。

牛スジは牛のアキレス腱から取れる部位で、肉質は硬く独特の臭みがあるものの、うま味が凝縮しています。コラーゲンやエラスチンといった肉基質タンパクが豊富で、ビタミンB群も多く含まれています。

牛の直腸（テッポウ）は、噛めば噛むほど味が出てくるとされ、その味わいの深さから根強いファンの多い部位でもあります。1頭から取れる量が少ないため、内臓のなかではやや割高です。

牛の大腸といえば、ホルモンの「モツ」。ビタミンB12やビタミンKが多く含まれています。焼くと脂が適度に落ち、その煙でいぶされることによって味わい深いコクと香りが生まれることから、牛ホルモンのなかでも人気メニューのひとつとなっています。

牛の小腸には、ビタミンB12やマンガンが多く含まれています。牛レバー並みにコレステロールが多く含まれているため、摂りすぎには注意が必要です。

牛の胃には、ミノ・ハチノス・センマイ・ギアラの4つの部位が含まれます。鉄や亜鉛、ビタミンKが多く含まれています。

牛マメには、ビタミンB群や鉄が多く含まれています。日本では主に焼肉店で消費されている部位で、ソラマメに形が似ているためマメと呼ばれています。

牛レバーには、ビタミンAやビタミンB群、鉄が多く含まれています。牛レバーの独特な生臭さが苦手という場合は、流水でよく洗い、血のかたまりや脂などを取り除いた後、冷水や牛乳、酒などに浸けて血抜きすればさほど気になりません。

牛ハツは筋肉組織のみからなる部位で、きめが細かく濃い赤色をしています。味わいは淡白で臭みが少なく、歯ごたえのある食感が特徴で、ホルモンが苦手という人にも比較的なじみやすい部位です。ビタミンB群やパントテン酸、鉄が多く含まれています。

牛タンには、パントテン酸やビタミンB群、鉄が多く含まれています。肉厚で噛みごたえのある牛タンは、食物繊維が豊富な麦とろと一緒に食べることでさらに満腹感を得やすくなり、ひいては食べすぎの防止にもつながります。

牛挽肉には、ビタミンB12やビタミンE、鉄が多く含まれています。挽肉は塊肉に比べ、挽いてあるぶん消化・吸収がよくなるため、脂質の割合が多いものについては摂りすぎに注意が必要です。