一般的に蓮茶とは蓮の花の香りを茶葉につけたもの、あるいは蓮の花を混ぜ込んだものを指します。伝統的に蓮茶を製造しているベトナムでは「美肌茶」として愛飲されているほか、アンチエイジングやダイエット等の効果も期待されています。

サルノコシカケは年中自生しているきのこの一種で、木から生えている半円形の状態が、ちょうど猿が腰をかける椅子のような形であることからこのような名前がつけられました。漢方では、梅寄生または霊芝という名前で売られています。

まこも茶は水辺に群生するイネ科の植物まこもを煎じて作るお茶です。まこもは東アジアや東南アジア諸国で古くから食用や薬用として身近な植物で、日本でも全国の河川や湖沼の水辺に群生しています。

サフランは南ヨーロッパやトルコ、インドが原産のアヤメ科サフラン属の多年草です。サフラン茶に使われているのはめしべの部分で、一つの花から2～3本ほどしか収穫できないため、比較的高価な部類の高級ハーブティーとなっています。

アロエはアフリカ原産のユリ科の多年草で、古くから「アロエは医者いらず」といわれるように、塗ることでやけどやすり傷などの炎症を抑え、飲むことでさまざまな健康効果を得られると考えられています。

サングリアはスペインやポルトガルでよく飲まれているフレーバードワインの一種です。作り方が簡単で見た目もおしゃれなことから、大人の女性の定番飲み物として親しまれています。

パパイヤは熟すと黄色くなりますが、沖縄や東南アジアなどでは青いままで野菜として売られています。パパイヤ茶はその熟す前の青パパイヤを干して作ったお茶です。そんなパパイヤ茶にはどんな健康効果が期待できるのでしょうか？

マンゴー茶には、紅茶にマンゴーの香りをつけたフレーバーティーと、実際にマンゴーを使って作るものがあります。いずれも甘くトロピカルな風味が特徴で、アイスティーとして飲むのに適しています。

エルダーベリーはエルダー（セイヨウニワトコ）の果実で、晩夏～秋頃に実ります。主にジュースやコーディアル、ワインなどの飲料またはジャムやゼリーなどに加工されるほか、色素を抽出して天然着色料としても利用されています。

ハイビスカスはハワイ諸島やマスカリン諸島が原産のアオイ科フヨウ属の常緑中低木です。その花から作られるハイビスカスティーにはビタミンが豊富に含まれており、クレオパトラも美を保つために愛飲していたといわれています。

ミルクティーとは牛乳などの乳を入れた紅茶のことをいいます。内陸ユーラシアの遊牧民の間では、茶に牛や羊の乳またはバターを入れて大量に飲む習慣が古くからありますが、ヨーロッパ人がこれを習慣としたのは近世以降といわれています。

レモンティーはレモンの果実のスライスまたは果汁を入れた茶飲料です。アメリカにルーツを持つ紅茶の飲み方といわれ、主に淹れた紅茶にレモンを加えますが、台湾などでは淹れた緑茶にレモンを加える場合もあります。

アップルティーとは、基本的に紅茶の茶葉にりんごの香りをつけたもののことをいいますが、香りだけでなく、茶葉と一緒に乾燥させたりんごチップも入っているタイプのものであれば、栄養価の高いりんごが持つ健康効果も期待できます。

ピーチティーは紅茶の茶葉をベースとして桃のエキスや香りを着香して作られるもので、紅茶そのものの香りや味を楽しむというよりも、桃の香りを楽しむためのフレーバーティーです。さまざまな種類があり、好みによって選べます。

イングリッシュブレックファストはイギリス式の朝食に合うようにブレンドされた紅茶です。主にアッサム・セイロン・ケニアが使われますが、まれに中国のキーモンを含むこともあります。

アールグレイは紅茶のフレーバーティーの一種で、強い香りを好むイギリス人のために、龍眼を使って作られたラプサン・スーチョンという中国茶を真似てイギリスで作られたお茶です。

セイロンというのはスリランカで栽培された茶葉で製造される紅茶の総称です。セイロンには世界三大紅茶のひとつとされるウバをはじめさまざまな種類があり、いずれも世界中で広く愛飲されています。

キーモンは中国の安徽省祁門で収穫される紅茶で、キーマンまたはキームンとも呼ばれています。ヨーロッパに多く輸出されており、「中国茶のブルゴーニュ酒」とも呼ばれるように、アジア特有の味わいと香りが珍重されています。

ウバ、ディンブラと並ぶセイロンティーとして知られるヌワラエリアは、強く華やかな香りが特徴であるため、「セイロン紅茶のシャンパン」と呼ばれています。ウバやディンブラと同じくハイグロウンティーに該当します。

ダージリン、キーモンと並んで世界三大紅茶の一つとされるウバは、スリランカの中央高地の東側に位置する標高1300メートル以上のところにある工場で作られるハイグロウンティーで、6～9月に摘まれた茶葉が特においしいといわれています。

アッサムはヒマラヤ山脈のアッサム地方で生産されている、インドで最も生産量の多いポピュラーな紅茶です。1839年にイギリスに輸出されるようになって以降、インド紅茶を代表する紅茶としての地位を確立するようになりました。