ごま油には、オレイン酸やリノール酸、セサモリン、セサモール、セサミンが含まれています。焙煎が深いごま油はいりゴマの香りが強く芳醇な味わいですが、逆に浅いものはマイルドな口当たりでナッツのような香りがします。好みや料理によって使い分けてみましょう。

オリーブオイルには、オレイン酸やビタミンE、β-カロテンが多く含まれています。オリーブオイルは産地や品種によって色や香りに違いがあります。イタリア産だけでなくスペイン産にもよいものがあるので、好みに合うものを探してみましょう。

乳酸菌飲料には、乳酸菌やカリウム、リンが含まれています。牛などの乳を乳酸菌や酵母で発酵させたものを使った飲み物で、ヤクルトやカルピスが有名です。発酵乳（飲むヨーグルトを含むヨーグルト）は該当しません。

牛乳には、カルシウムやタンパク質、ビタミンA・B・D・Eが含まれています。通常カルシウムは吸収されにくいものですが、牛乳には吸収を助ける乳糖やカゼインホスホペプチドが含まれているため、効率よく摂ることができます。

麻の実は、日本では七味唐辛子の原料などに使われています。海外では非常に栄養価の高い食物として人気があり、「天然のサプリメント」という異名のとおり、さまざまな効能があるとされています。

しめじには、ビタミンB2やグアニル酸、β-グルカン、食物繊維が多く含まれています。しめじは、かさが丸くハリがあり、根元が太く、ふっくらとしているものを選びましょう。

壬生菜はミズナとともに京菜とも呼ばれ、関西では古くから親しまれている冬の野菜で、京都の伝統野菜のひとつです。壬生菜には、ビタミンCやβ-カロテン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リンが含まれています。

サンチュはレタスの仲間で、緑黄色野菜のひとつです。サンチュには、β-カロテンやビタミンA・B群・C、鉄、カルシウム、カリウム、ラクッコピコリンが含まれています。

ロメインレタスは、半結球の葉がゆるめに詰まっていて変色や傷がなく、葉につやがあってみずみずしいものを選びましょう。ロメインレタスには、葉酸やβ-カロテンが多く含まれています。

サニーレタスは、葉先がきれいな赤褐色をしていて、しなやかで弾力があり、葉が折れていたり傷がついていたりしないものを選びましょう。サニーレタスには、カルシウムやアントシアニンが多く含まれています。

サラダ菜は葉が厚くつやがあり大きな破れのないもの、緑色が濃くしなびていないもの、切り口が変色していないものを選びましょう。サラダ菜には、カリウムやビタミンA・Cが含まれています。

落花生の未熟豆には、ビタミンEやサポニン、ビオチン、レシチン、オレイン酸、リノール酸が含まれています。落花生は空気に触れると酸化しやすいため、なるべく殻つきのものを選びましょう。

山ごぼうには、食物繊維や糖質、タンパク質、炭水化物が多く含まれています。なお、食用とされる山ごぼうはキク科アザミ属のモリアザミの根で、切り口の模様が菊の花に似ていることから「菊ごぼう」とも呼ばれているものです。一方、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の山ごぼうと呼ばれる植物は有毒で、これとは別物です。

トマピーはトマトのような形をした新種のパプリカで、甘く肉厚でみずみずしく、ピーマン独特の苦味や匂いがほとんどないため、ピーマンが苦手な人でもサラダとして生で食べられるのが特長です。トマピーには、β-カロテンやビタミンA・B2・Cが含まれています。

ミニキャロットとは小さいにんじんのことで、ミニ人参・姫人参・一口人参ともいいます。栄養価は通常のにんじんと変わりなく、β-カロテンが多く含まれています。

金時人参は京人参とも呼ばれる京野菜で、皮が赤く、普通のにんじんと比べると少し細身です。肉質がやわらかくて甘味があり、香気が高いのも特徴です。β-カロテンやカリウム、葉酸、リコピンが含まれています。

葉にんじんとは、一般的なにんじんをまだ根が成長する前に間引きして収穫されたものや、葉を食用とするために栽培されたものをいいます。根が完全に成長した状態ではないため、やわらかく食べやすいのが特長です。β-カロテンやビタミンEが含まれています。

唐人菜は、ずっしりと重く弾力があるもの、カットしてある場合は切り口が白くみずみずしいものを選びましょう。唐人菜には、カルシウムやβ-カロテン、葉酸、ビタミンC、鉄が含まれています。

とうもろこしには、1本の茎に2〜3個の雌穂が出ますが、1つの実を大きく育てるために、他の雌穂を摘み取る必要があります。このときに早摘みしたものがヤングコーンで、ベビーコーンまたはミニコーンとも呼ばれます。カリウムやリノール酸、食物繊維が含まれています。

葉玉ねぎは品種ではなく、玉の部分が膨らみかけた段階で早期に葉付きのまま収穫したたまねぎのことで、一般的には春先に多く出回ります。β-カロテンや硫化アリル、ケルセチンが含まれています。

紫玉ねぎには、硫化アリルやケルセチン、アントシアニンが含まれています。紫玉ねぎは、通常のたまねぎと比べて辛味が少なく水分が多いため、生で食べるサラダに適しています。