昆布には、カリウムやカルシウム、マグネシウム、ヨウ素、アミノ酸が含まれています。とろろ昆布は干しこんぶを食酢に漬けて削ったもので、こんぶ同様、ミネラルが豊富です。

羅臼昆布には、食物繊維やカリウムなどが含まれています。羅臼昆布の表面に付着している白い粉はマンニットと呼ばれるアミノ酸のうまみ成分であるため、安心して食べられます。

がごめ昆布には、βカロテンやマグネシウムなどが含まれています。がごめ昆布を戻すときは、ボウルにがごめ昆布が浸るくらいの水を入れて60分ほど待つと、粘り気が増して調理に使えるようになります。

長昆布には、ビタミンKやヨウ素などが含まれています。一般的に昆布として市販されているのはこの長昆布がほとんどです。

細目昆布には、マグネシウムやビタミンKなどが含まれています。細目昆布は、だし汁の香りは弱いものの、粘りが比較的強いため、とろろ昆布やきざみ昆布、おぼろ昆布などに加工して販売されることが多くあります。

日高昆布には、ビタミンKや食物繊維などが含まれています。日高昆布は、乾燥の度合いがよく、黒いものを選ぶのがポイントで、茶色っぽいものは避けるほうがよいとされています。

利尻昆布には、ビタミンKやカリウムなどが含まれています。利尻昆布のだし汁は澄んでおり、薄い塩味の上品な味わいが特徴です。高級料理や吸い物のだしとして使われるほか、京都名物の千枚漬や湯豆腐などにも利用されます。

わかめ（若布）には、食物繊維やβカロテン、ヨウ素が多く含まれています。水につけすぎたり加熱しすぎたりすると栄養が失われてしまうので注意しましょう。油と一緒に調理するとヨウ素の吸収率がアップします。

乾燥わかめには、食物繊維やフコイダンなどが含まれています。乾燥わかめをたっぷりの水に浸けておくと10分程度の戻し時間で済み、戻し率は12倍となります。

イイダコには、タウリンやナトリウム、カリウムが含まれています。イイダコは、身がしまっていて吸盤に弾力があるものを選び、白っぽくなっているもの、傷があるもの、足が取れているものは避けましょう。

タコには、カルシウムやビタミンE、タウリン、鉄、亜鉛、銅が含まれています。大根やブロッコリーと一緒に摂ると、胃腸の働きをより良くサポートします。

ほたて（ほたて貝）には、鉄や亜鉛、葉酸、そしてタウリンが多く含まれています。豚肉やごま、のりと一緒に摂ると、疲労回復や体力増強、ストレス解消に役立ちます。

はまぐり（蛤）には、カルシウムやマグネシウム、鉄、ビタミンB群、そしてタウリンが多く含まれています。豚肉・うなぎ・レバーなどビタミンB1をたっぷり含んだ食材と一緒に摂ると、疲労回復や体力増強に役立ちます。

あさり（浅蜊）には、ビタミンB1・B12やカルシウム、鉄、タウリンが多く含まれています。必須アミノ酸のバランスが良く、レバー・パセリ・レモンなどと一緒に摂ると、貧血を予防し、肝機能の働きを強化します。

ぶり（鰤）には、EPA・DHAやタウリン、ビタミンB群・D・Eが含まれています。ぶりは刺身や煮物、揚げ物など幅広く調理することができ、アラや頭も使い切れるため、効率よく栄養補給できるのが特長です。

ヒラメは高タンパクなうえに消化もよく、タウリンも含まれているので、夏バテ時の栄養補給や滋養に最適です。煮こごりにして食べると、えんがわの部分にたっぷり含まれているコラーゲンをむだなく摂取できます。

鯛のタンパク質はアミノ酸のバランスがよく、良質です。ビタミンB1・B2やビタミンEも多く含まれています。味が淡白なので、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる年代の栄養補給に適しています。

さわらは、白身のわりには良質な脂質が多く、不飽和脂肪酸のEPA・DHAが豊富です。他には、ビタミンB群やカリウムなども含まれています。

うなぎには、ビタミンA・B1・D・E、EPA・DHA、カリウム、カルシウム、リンが豊富に含まれています。うなぎは、蒲焼きなら皮や小骨も食べつくすことができ、むだなく栄養成分を摂取できます。にんにくや山いもと一緒に食べると、夏バテ防止に役立ちます。

もずくには、水溶性食物繊維のフコイダンや不溶性食物繊維のアルギン酸、カルシウムが含まれています。酢と一緒に食べると、もずくのフコイダンと酢の酢酸とのダブル効果で血液をサラサラにし、免疫力も高めます。

海苔（あまのり）には、βカロテンやビタミンB2・C、食物繊維、カリウム、カルシウム、リン、鉄が含まれています。海苔をたくさん摂取したい場合は、佃煮にするのがおすすめです。