板藍根とはアブラナ科の菘藍の根のことで、中国の家庭ではこの板藍根のエキスを顆粒状にしたお茶が常にストックされており、冬の風邪対策の定番となっています。また、多くの学校では生徒にこれを飲ませているため、中国で学級閉鎖は起こらないといわれています。
風邪・インフルエンザ対策
板藍根茶は風邪予防のほか、多種のウイルス感染症治療にも有効であるため、冬場はインフルエンザ対策としても役立つと考えられています。
皮膚疾患の消炎・抗化膿作用
板藍根茶は幅広い抗菌作用を有し、皮膚疾患の消炎や抗化膿にも効果があるといわれているため、毛嚢炎・ニキビ・吹き出物・湿疹・丹毒などでお悩みの方にも役立つと考えられています。
板藍根茶の淹れ方・飲み方
やかんで煮出す場合
沸騰したお湯200~400mlの中へティーバッグ1袋を入れてとろ火で5分以上十分に煮出します。ティーバッグを入れたままにしておくと濃くなる場合は取り除きます。
冷やして飲む場合
上記の通りに煮出した後で湯ざましをし、ペットボトルまたはウォーターポットに入れ替えて冷蔵庫に保管します。
急須の場合
急須にティーバッグ1袋を入れ、お好みの量のお湯を入れて飲みます。濃いめがお好みの場合はゆっくり、薄めがお好みの場合は手早く湯のみへ給湯します。
板藍根茶はノンカフェインなので、いつでもどなたでも安心して飲めます。また、甘草がブレンドされたものの場合は甘みのある香りが加わって一層飲みやすくなっていますので、毎日継続して飲むことをおすすめします。