石鯛には、ビタミンD・Eやリン、カリウム、EPA、DHAが含まれています。
石鯛の効能
石鯛は北海道以南、特に南日本の水深30〜50mの岩礁域に生息しています。
まだいに似た淡白な白身魚で、旬のころの洗いや薄造りは特に美味です。また、焼き魚・煮つけ・カブトの味噌汁などの定番料理のほか、皮の湯引きなどで食されます。関西では高級魚とされ、養殖も行われています。
石鯛には、骨の強化に働くビタミンDやリン、余分なナトリウムを排出するカリウム、老化予防に有効なビタミンEが豊富に含まれています。
また、EPAは血栓・動脈硬化・高血圧の予防、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー症状の緩和・改善、がん予防に役立つほか、DHAは記憶力・学習能力の向上、コレステロール値低下、認知症予防、アレルギー症状の緩和・改善、がん予防に有効です。
EPAとDHAはエイコサペンタン酸とドコサヘキサエン酸のことで、これらはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、その効能が注目されている栄養素です。
石鯛は体表のぬめりに透明感があり、身が硬く締まったものを選びましょう。鮮度のよい切り身を見分けるポイントは、身がべっこう色をしていて毛細血管が走っていないことです。古くなったものは血合い部分が黒ずんでいますが、鮮度のあるものは血合いが鮮やかな赤色をしています。
石鯛の人気&簡単レシピ
石鯛のグリル
シンプルだからこそ、素材のおいしさがよく引き立つ一品です。面倒がらず、余計な水分はしっかり拭き取ることが、よりおいしく仕上げるコツ。
石鯛カブト煮
大好きな秘伝の味を再現すべく、辿り着いたレシピです。煮詰めるのを簡単にするため、少量になっています。25cmの鍋を使ったとのことなので、参考にしてください。
石鯛のカルパッチョ
マリネ(カルパッチョ)液は3:1が黄金比率。酸味はレモンの他、酢やビネガーなどお好みのもので。刺身はできるだけ薄く切ってくださいね。刺身や薄造りに飽きたらぜひお試しを。
石鯛の干物
天気予報をよく見ることが、失敗なく仕上げる大きなポイント。切り始めるのは、「明日は風が吹く」というとき。夏場は塩をキツめにし、乾燥も扇風機などを利用して短時間で干し上げるといいようです。
石鯛の刺身
切り身にしてから皮を取る場合は、皮をまな板に密着させて包丁で身を削いでいくとやりやすいようです。骨に付いた状態なら、引っ張って剥がせるかもしれません。キャビアやスライスしたからすみを乗せたり、タルタルソースと一緒にスモークサーモンで巻いたりしても美味♪