タイラギ(タイラガイ)には、タウリンやベタイン、グリコーゲンが含まれています。
タイラギの栄養効果
タイラギは地中海沿岸が原産のハボウキガイ科クロタイラギ属の貝です。タイラギはタイラガイがなまったもので、こちらが正式名称になりました。古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに養殖が行われていましたが、江戸時代に日本へ導入された当時はほとんど普及しませんでした。
タイラギは日本各地の内湾に生息していますが、主産地は瀬戸内海や三河湾などです。寿司屋で貝柱として出てくるものはホタテ貝ではなくタイラギのものですが、タイラギの貝柱は大きくて甘く柔らかいのが特長です。
タイラギには、豊富なタウリンやベタインのほか、グリコーゲンも含まれているため、コレステロール値低下、肝機能強化、疲労回復といった効果が期待できます。
旬は秋から冬にかけての時期です。貝柱に硬いくらいの弾力があり、光沢や透明感のあるものが新鮮とされています。白っぽくなっているものは避けましょう。
タイラギの人気&簡単レシピ
タイラギ貝の刺身
おいしく食べるポイントは、「わた」「ひも」といわれる部分もキレイに掃除することです。
小松菜とタイラギ貝の中華風オイスター炒め
材料は一度ではなく、順番に入れて炒めるのがコツ。たいらぎ貝は薄く切ったので、短時間で炒めることができ、縮みもそんなに気になりませんでした。
タイラギ貝入り炊き込みご飯
タイラギ貝の冷凍があったので。小分けにして冷凍もできるので、多めに作っておけば忙しいときに便利です。
タイラギのひもの炊いたん
残ったタイラギのひもの刺身を活用。ぬめりは塩をふってキレイに洗ってくださいね。
タイラギのステーキ
おいしさのポイントは焼き加減。焼きすぎると固くなってしまいます。付け合せの野菜も一緒に召し上がれ♪
タイラギの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- タイラギ(貝柱・生)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 100kcal 水分 75.2g たんぱく質 21.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 (15.8)g 脂質 0.2g トリアシルグリセロール当量 0.1g 飽和脂肪酸 0.02g 一価不飽和脂肪酸 0.01g 多価不飽和脂肪酸 0.04g コレステロール 23mg 炭水化物 1.5g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 1.3g ナトリウム 260mg カリウム 260mg カルシウム 16mg マグネシウム 36mg リン 150mg 鉄 0.6mg 亜鉛 4.3mg 銅 0.01mg マンガン 0.03mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) Tr ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) Tr ビタミンA(レチノール活性当量) Tr ビタミンB1 0.01mg ビタミンB2 0.09mg ナイアシン(ビタミンB3) 1.5mg ビタミンB6 0.06mg ビタミンB12 – 葉酸(ビタミンB9) 25μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.51mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 2mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.8mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0.7g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名:タイラガイ(平貝) - タイラギ(貝柱・生)のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 75.2g たんぱく質 21.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 (15.8)g イソロイシン (780)mg ロイシン (1400)mg リシン(リジン) (1300)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (490)mg 含硫アミノ酸:シスチン (280)mg 含硫アミノ酸 <合計> (770)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (670)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (610)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (1300)mg トレオニン(スレオニン) (810)mg トリプトファン (190)mg バリン (820)mg ヒスチジン (390)mg アルギニン (1500)mg アラニン (1200)mg アスパラギン酸 (1900)mg グルタミン酸 (2800)mg グリシン (1600)mg プロリン (850)mg セリン (800)mg ヒドロキシプロリン (120)mg アミノ酸組成計 (18000)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名:タイラガイ(平貝)
軟体類の平均値から推計 - タイラギ(貝柱・生)の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
-
脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 75.2g 脂質 0.2g トリアシルグリセロール当量 0.1g 脂肪酸総量 0.07g 飽和脂肪酸 0.02g 一価不飽和脂肪酸 0.01g 多価不飽和脂肪酸 0.04g n-3系多価不飽和脂肪酸 0.03g n-6系多価不飽和脂肪酸 0.01g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0mg (12:0) ラウリン酸 0mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 1mg (15:0) ペンタデカン酸 Tr (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 13mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 1mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 4mg (20:0) アラキジン酸 0mg (22:0) ベヘン酸 0mg (24:0) リグノセリン酸 0mg (10:1) デセン酸 0mg (14:1) ミリストレイン酸 0mg (15:1) ペンタデセン酸 0mg (16:1) パルミトレイン酸 1mg (17:1) ヘプタデセン酸 Tr (18:1) <計> 3mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 3mg (22:1) ドコセン酸 0mg (24:1) テトラコセン酸 0mg (16:2) ヘキサデカジエン酸 0mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 1mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 1mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 Tr (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 1mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 1mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 Tr (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 Tr (20:4) n-6 アラキドン酸 3mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 12mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 2mg (22:2) ドコサジエン酸 0mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 2mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 1mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 17mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名:タイラガイ(平貝) - タイラギ(貝柱・生)の脂肪酸成分表(2) 脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表
-
脂肪酸成分表(2) 単位: g/100g 脂肪酸総量 脂肪酸総量 335 飽和脂肪酸 96 一価不飽和脂肪酸 37 多価不飽和脂肪酸 202 n-3系多価不飽和脂肪酸 170 n-6系多価不飽和脂肪酸 29 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 0.9 (15:0) ペンタデカン酸 0.7 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 19.0 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 1.9 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 6.1 (20:0) アラキジン酸 0 (22:0) ベヘン酸 0 (24:0) リグノセリン酸 0 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 1.0 (17:1) ヘプタデセン酸 0.3 (18:1) <計> 5.0 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 4.7 (22:1) ドコセン酸 0.1 (24:1) テトラコセン酸 0 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0.8 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6リノール酸 1.2 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 0.6 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0.1 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 0.8 (20:2) n-6 イコサジエン酸 1.2 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0.2 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0.5 (20:4) n-6 アラキドン酸 4.5 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 18.6 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 2.9 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 2.4 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 1.5 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 25.2 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名:タイラガイ(平貝) - タイラギ(貝柱・生)の脂肪酸成分表(3) 脂質1g当たり
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脂肪酸成分表(3) 単位: mg/g 脂質 脂肪酸総量 335 飽和脂肪酸 96 一価不飽和脂肪酸 37 多価不飽和脂肪酸 202 n-3系多価不飽和脂肪酸 170 n-6系多価不飽和脂肪酸 29 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 3 (15:0) ペンタデカン酸 2 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 64 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 6 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 21 (20:0) アラキジン酸 0 (22:0) ベヘン酸 0 (24:0) リグノセリン酸 0 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 3 (17:1) ヘプタデセン酸 1 (18:1) <計> 17 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 16 (22:1) ドコセン酸 Tr (24:1) テトラコセン酸 0 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 3 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 4 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 2 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 Tr (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 3 (20:2) n-6 イコサジエン酸 4 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 1 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 2 (20:4) n-6 アラキドン酸 15 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 62 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 10 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 8 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 5 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 84 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名:タイラガイ(平貝)