メシマコブは桑の古木に寄生するキノコですが、近年では桑の木の減少によって採取量が少なくなり、希少価値がとても高くなっています。
採取だけでなく栽培することも難しく、「幻のキノコ」とも呼ばれます。メシマコブという名前の由来は、長崎県男女群島の女島(めしま)に多く自生するコブ状のキノコというところから来ています。
抗がん作用
メシマコブに含まれるβグルカンが、体が本来持っているNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を増やし、がん細胞の増殖を抑えるといわれています。
メシマコブ茶の煮出し方
- メシマコブ50gを包丁などで3~5cm角(栗くらいの大きさ)に細かく切ります。予め1時間程度水につけておくと切りやすくなります。
- 陶製またはガラス製の鍋に水2000mlと切ったメシマコブを入れて強火で熱し、沸騰したら中火にして煮出します。
- 湯量が半分ほどに減ったら火を止めてザルなどで漉し、煎液を別容器に移したらメシマコブを取り出します。
- 鍋に新たな水2000mlと、3で取り出したメシマコブを入れ二番煎じします。
- 鍋に新たな水2000mと、4で取り出したメシマコブを入れ三たび煎じます。
ただし、以上すべての工程に費やす時間は4時間以内とします。これで合計3000mlのメシマコブができますので、混合して冷蔵庫に保存してください。1回100mlとし、1日3回を目安に飲みます。また、煮出す際に乾燥なつめ(タイソウ)を10~20個入れると飲みやすい味になります。
ちなみに、メシマコブ茶に抗がん作用があるという説には賛否両論あり、今のところ専門家の間でもはっきりとした答えは出ていません。副作用も懸念されるため、常飲する場合は信頼できるメーカーのものを選びましょう。
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