昔から食べ合わせの悪い食材についてはいくつかいわれてきていますが、栄養上ちゃんとした根拠のあるよくない組み合わせは、実はこんなにあります。
枝豆/玄米/ごま+チーズ
チーズにはカルシウムが含まれており、枝豆・玄米・ごまにはフィチン酸が多く含まれているのですが、このフィチン酸がカルシウムと結合すると、カルシウムの吸収を妨げてしまいます。
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ほうれん草+チーズ
ほうれん草に含まれているシュウ酸が、チーズのカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
トマト/大根/いちご+きゅうり/にんじん
トマト・大根・いちごにはビタミンCが豊富に含まれており、きゅうり・にんじんにはアスコルビナーゼが含まれているのですが、このアスコルビナーゼにはビタミンCを破壊する作用があります。また、いずれの食品にも体を冷やす作用があります。
ただし、酢やレモンにはアスコルビナーゼの働きを抑える作用があります。さらに、アスコルビナーゼは熱に弱いので、加熱調理がおすすめです。
赤貝+イクラ/強化米
赤貝にはアノイリナーゼという酵素が含まれており、イクラや強化米にはビタミンB1が含まれているのですが、このアノイリナーゼがビタミンB1を破壊してしまいます。
ひじき+カキ
カキには亜鉛、ひじきには食物繊維が多く含まれていますが、この食物繊維が亜鉛の吸収を妨げてしまいます。
紅茶/コーヒー/緑茶+ひじき/プルーン/レバー
ひじき・プルーン・レバーには鉄が豊富に含まれており、コーヒー・紅茶・緑茶にはタンニンが含まれていますが、このタンニンが鉄の吸収を妨げてしまいます。
ただし、ビタミンCを一緒に摂れば、鉄分の吸収率はアップします。
あくまでも参考程度にとどめて
とはいえ、普通量を食べる分には、これらの食べ合わせを神経質に避ける必要はありません。あくまでも参考にする程度にしておきましょう。