最近ではキタアカリやインカのめざめなど、さまざまな新品種が登場しているじゃがいもですが、今回はそのなかから、男爵とメークインの違いやそれぞれの特徴についてご説明したいと思います。
あなたはどっち派?
一般的に、カレーやシチューなどの煮込み料理には煮くずれしにくいメークイン、ポテトサラダやコロッケなどつぶして使う料理には男爵というように、料理によってじゃがいもの品種を使い分けている人が多いと思います。
しかし、人によっては逆のほうが好みという場合もあるかもしれません。そこで、男爵とメークインそれぞれの特徴を挙げてみます。
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つぶしやすさとホクホク感が魅力の男爵
粉質でつぶしやすくホクホクしていることから、ポテトサラダは男爵で作るのが一般的となっています。メークインと比べていもの味がとてもはっきりしているので、調味料をあまり使わず、シンプルな調理法でいただくのがおすすめです。
また、皮がむきやすいのも作り手にとってはうれしいポイントです。
なめらかで具材とのまとまりがいいメークイン
一方、メークインは粘質のため、ポテトサラダに使うと具材やマヨネーズとうまくまとまります。なめらかでしっとりしているので、時間が経つごとに味がなじみ、おいしさも増します。
ただ、きめが細かい分、男爵に比べてつぶすのが少し大変かもしれません。
加熱してもビタミンCが壊れにくい
このように、同じじゃがいもでも大きな違いがあります。じゃがいもの種類は200種以上もあるので、いろいろな品種を使ってさまざまな料理を作り、自分のお気に入りを見つけてみてください。
ちなみに、じゃがいもの主な栄養素であるビタミンCは本来熱に弱い成分ですが、じゃがいもの場合はでんぷんに包まれているため、加熱しても壊れにくく、損失の心配はありません。