プルーンには、βカロテンやカリウム、食物繊維、ポリフェノールが含まれています。
プルーン/プラムの効能
プルーンのβカロテンは風邪や老化の予防に、カリウムは高血圧、鉄分は貧血に効果があります。
タンパク質の代謝に必要なビタミンB6や、エネルギー代謝に必要なナイアシンも含まれており、抗酸化作用のあるアントシアニンも豊富です。
さらに、カルシウムも多く含まれているため、骨粗鬆症やストレスに有効です。
りんごや小豆と一緒に摂ると、便秘解消効果が高まります。
ただし、ビタミンが水に溶けだしてしまうため、長時間水に浸けないようにしましょう。
プルーンとプラムの違い
プルーンとプラムの違いですが、日本では一般に、生のすももが「プラム」、乾燥したものが「プルーン」と呼ばれることが多いようです。
正式名称はプルーン(prune)です。別名「ヨーロッパすもも」で、西洋すももの一種です。
プラムというのは、英語のplumのことで、すもも類の総称です。plum(すもも類/すもも亜属)には、すもも、あんず、梅などが含まれます。外国のすもも(ヨーロッパすもも)なので、英語の言い方で「プラム」と呼ぶようになっかのかもしれませんね。
プルーンに鉄分が多いのはうそ?
プルーンと聞くと、「鉄分が多くて貧血に効果がある!」という栄養効果を思い浮かべる方も多いと思います。プルーンは、生よりも乾燥させたドライプルーンのほうが甘みがあり、栄養も豊富で、保存性も高くなります。
鉄分の含有量は、生のプルーンには100gあたり0.2mgの鉄分に対して、ドライプルーンは1.0mgと、5倍以上にもなります。
しかし、100gあたり1mgという鉄分は、他のドライフルールと比べて取り立てて多いわけではありません。乾いちじく、乾なつめ、乾バナナは1mg以上ありますし、干しあんずや干しぶどうには2mg以上の鉄が含まれています。
ちなみに、ゆでたほうれん草は0.9mgなので、それよりは多い鉄分量です。(生ほうれんそうは2mg)