エイには、コラーゲンやナトリウム、ビタミンEが含まれています。
エイの効能
エイは北海道以南の日本沿岸に約70種類以上が分布しています。日本では主にあかエイを指し、煮つけなどでも食しますが、鮮度が落ちやすく独特の強いにおいをもつため、干物や練り製品などの加工品に利用されるのが一般的です。
水分が多く脂質は少なめで、コラーゲンが非常に豊富であることが最大の特徴です。コラーゲンは細胞と細胞をつなぎ、皮膚の機能を維持する必須成分であるほか、皮膚細胞の老化を抑え、みずみずしくハリのある肌を保ちます。
また、血管の細胞を丈夫かつしなやかにし、体組織を活性化して免疫力を高め、老化を予防します。さらに、カルシウムの骨組織への吸収を促して骨や歯を丈夫にする働きがあるため、骨粗鬆症や関節炎の予防にも役立つほか、老眼・眼精疲労・白内障の予防効果にも期待が持てます。
煮魚にしたあとできる煮こごりはコラーゲンのかたまりなので残さず食べたいところですが、煮汁には塩分も多いため、食べすぎには注意が必要です。
エイはさめと同様、鮮度が落ちると独特の臭気が生じるため、アンモニア臭のしないものを選びましょう。また、皮をむいた胸びれが鮮やかな赤色をしているものは鮮度がよいといわれています。
エイの人気&簡単レシピ
エイの煮付け
エイは他の魚の煮付けより、やや濃い味・しょうが多めの方がおすすめ。少量のお酢で煮ると、コラーゲンやカルシウムが溶け出して吸収率アップ!
エイの味噌煮
大抵のアカエイは切り身で売っているのでそのまま使えて便利です。多めのお酒と生姜を使うことで、臭みを取り除けます。
エイの辛子酢味噌和え
翌朝のカスベは、酢で肉が白くふやけていればOK。味噌・砂糖・カラシはかなり多くして、カレーのルーほどの固さに。味がイマイチな場合は、さらに砂糖とカラシを増やすといいようですよ。
エイの唐揚げ
コツは、あまりいじらずにじっくり揚げること。香辛料入りの唐揚げ粉を使うと、風味よく揚がります。
赤エイのムニエル
最後にフレンチドレッシングやローズマリーをかけると、臭みが無くなり美味しく頂けます。野菜を添えると、見ても食べてもエイがグンと引き立ちます。ついでに野菜不足解消にも!?