霊芝とはマンネンタケ科のマンネンタケのことをいい、古くから「不老長寿の仙草」として珍重されてきました。
霊芝には赤霊芝・青霊芝・紫霊芝など5種類があり、それぞれ異なる効能を持ちます。
中でも最も薬効が高いといわれるのが赤霊芝ですが、どの霊芝にもβグルカンやトリテルペンといった成分が含まれており、免疫力強化やがん予防、滋養強壮などに役立つと考えられています。
免疫力強化によるがん予防・アレルギー改善
霊芝に含まれるβグルカンとトリテルペンが免疫細胞を活性化させることで、免疫力の強化につながり、ひいてはがん予防やアレルギー改善、滋養強壮にも役立つといわれています。そのほか、高血圧改善・動脈硬化改善・糖尿病予防・肝臓病予防・利尿作用などの効果も期待できると考えられています。
漢方における効果・効能
霊芝は、漢方の分野では更年期障害・自律神経失調症・腰痛・便秘・不眠症などの治療にも利用されています。
霊芝茶の煎じ方・飲み方
霊芝茶を煎じる器は土鍋やホーロー鍋、ヤカンもしくは耐熱ガラス製のポットを使い、鉄瓶やアルミ製のものは使用しないように注意しましょう。
- 約25〜30gの霊芝を原形のまま容器に入れ、水を600ccほど加えて火にかける。このとき、霊芝に少し切れ目を入れておくと成分が抽出しやすくなる。
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沸騰後、とろ火から中火の間で約15〜20分ほど煎じたら火を止め、耐熱用の容器(麦茶を入れる容器など)に移す。
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上記と同じ方法で2回目、3回目と繰り返し同じ容器に移していく。途中で霊芝を取り出してスライスするとさらに成分が抽出しやすくなる。
4回目を行うと約1.6〜1.8リットルほどの抽出液ができ、これで約1週間分の飲用量となりますので、冷蔵庫で保管し冷やしておきます。1日3回、朝昼晩の食前30分〜1時間前の空腹時に85cc(湯飲み茶碗7分目程度)を目安に飲みます。
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煎じ終わった霊芝はガーゼなどで包んで風呂に入れると、漢方入浴剤として利用することができます。ただし、浴槽に色が沈着する場合があるので注意が必要です。
また、霊芝茶は風味が非常に独特かつ強烈なので、どうしても飲めないとなった場合は、霊芝を観賞用として栽培するという楽しみ方もあります。種菌は通信販売などでも購入できるので、まずは霊芝茶として試してみてはいかがでしょうか。