おこしは中国から伝来した唐菓子が起源といわれており、天日干ししたあわを蒸して黒砂糖で固めたおこしが見られるようになったのは、江戸時代の大坂と考えられています。
おこしの特徴
おこしは煎ったおこし種を糖液でからめた干菓子で、「おこし」とは米や麦を煎って膨張させることをいいます。主な材料は穀物であるあわや米などで、おこし種はこれらによって出来上がります。あわおこしは米を原料としており、名称も外観があわに見えることに由来しています。
米おこしは煮詰めた水あめや砂糖で構成される糖液を種に混ぜて型に流して作られ、雷おこしもこの一種となります。岩おこしはもち米やあわを種の原料とし、これを糖液でからめた硬い干菓子です。京都では三角形のおこしが一般的で、11月にお火焚き饅頭と一緒に売られており、近年ではゆず風味の味付けがなされていることが多くあります。
おこしはもともとは中国から伝来した唐菓子が起源といわれており、天日干ししたあわを蒸して黒砂糖で固めたおこしが見られるようになったのは、江戸時代の大坂と考えられています。江戸時代初期の料理書「料理物語」の菓子の項に「おこし米」の名称で製法が記載されており、ここではハトムギの胚乳である?苡仁(ヨクイニン)と糒を用いたおこしが記されています。
おこしは穀物と水あめなどがあれば庶民でも作ることができたため、江戸時代には駄菓子や間食として全国に広まりました。近年では、米以外に落花生・ゴマ・大豆などの豆類や、ハトムギ・ポン菓子・ポップコーン・各種ナッツ類を用いるものもあります。
おこしのおすすめ売れ筋商品
ベストセラー1
江口製菓 粟おこし
ベストセラー2
あとひき黒ごまおこし
ベストセラー3
日進堂製菓 粟おこし
ベストセラー4
江口製菓 京風味
ベストセラー5
あとひき納豆おこし
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手作りおこしレシピ
胡麻おこし
完全に冷めると硬くなって割れてしまうので、ほんのり温かいうちに切り分けてください。白胡麻と黒胡麻の割合は好みですが、黒胡麻が多くなるほど苦みが増すので、このくらいのバランスが良いですよ。
コーンフレークおこし
マシュマロとコーンフレークを混ぜ合わせるときは、下からしっかりすくいあげ、ムラが無いように混ぜるのがポイント。切る際は多少バラけますが、軽く手で整えられるので大丈夫です。冷やし過ぎると整えづらくなるのでご注意を。コーンフレークの代わりに玄米フレークでも♪
胡麻チョコおこし
チョコレートよりマシュマロの方が早く溶けますが、チョコが溶け切らないうちにグラノラ類を入れても大丈夫です。混ぜているうちに溶けます。切り分けるときはほんのり温かいうちに。完全に冷めてからだと、割れてしまいます。
おこしのリメイクレシピ/アレンジレシピ
千歳飴でチョコおこしボール
たくさんある千歳飴のアレンジレシピ。グラノーラはコーンフレークに代えても美味しいです♪プレゼントにもおすすめ!
マシュマロでふわふわチョコおこし
とても焦げやすいので、最初から最後まで弱火で行ってください。火を止めて米はぜとチョコレートを入れたら、頑張って混ぜましょう!気を抜くとスグに固まってしまいます。
おこしの食品成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- おこしの成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 383kcal 水分 5.0g たんぱく質 3.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 (3.3)g 脂質 0.8g トリアシルグリセロール当量 (0.7)g 飽和脂肪酸 (0.17)g 一価不飽和脂肪酸 (0.23)g 多価不飽和脂肪酸 (0.25)g コレステロール 0mg 炭水化物 90.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) (95.0)g 水溶性食物繊維 0g 不溶性食物繊維 0.4g < 食物繊維総量 > 0.4g 灰分 0.3g ナトリウム 95mg カリウム 25mg カルシウム 4mg マグネシウム 5mg リン 22mg 鉄 0.2mg 亜鉛 0.8mg 銅 0.12mg マンガン 0.48mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) 0μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 0μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 0μg ビタミンA(レチノール活性当量) 0μg ビタミンB1 0.02mg ビタミンB2 0.01mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.2mg ビタミンB6 0.02mg ビタミンB12 0μg 葉酸(ビタミンB9) 3μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.12mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 0mg ビタミンD 0μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(β-トコフェロール) Tr ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.2mg ビタミンE(δ-トコフェロール) Tr ビタミンK 1μg 食塩相当量 0.2g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
米おこし、あわおこしを含む - おこしのアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
-
アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 5.0g たんぱく質 3.8g アミノ酸組成によるたんぱく質 (3.3)g イソロイシン (160)mg ロイシン (320)mg リシン(リジン) (130)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (96)mg 含硫アミノ酸:シスチン (90)mg 含硫アミノ酸 <合計> (190)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (210)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (170)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (380)mg トレオニン(スレオニン) (130)mg トリプトファン (51)mg バリン (230)mg ヒスチジン (99)mg アルギニン (320)mg アラニン (210)mg アスパラギン酸 (350)mg グルタミン酸 (690)mg グリシン (170)mg プロリン (170)mg セリン (190)mg ヒドロキシプロリン – アミノ酸組成計 (3800)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
米おこし、あわおこしを含む
原材料配合割合から推計 - おこしの脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
-
脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 5.0g 脂質 0.8g トリアシルグリセロール当量 (0.7)g 脂肪酸総量 (0.65)g 飽和脂肪酸 (0.17)g 一価不飽和脂肪酸 (0.23)g 多価不飽和脂肪酸 (0.25)g n-3系多価不飽和脂肪酸 (0.03)g n-6系多価不飽和脂肪酸 (0.22)g (4:0) 酪酸 (0)mg (6:0) ヘキサン酸 (0)mg (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 (0)mg (10:0) デカン酸 (0)mg (12:0) ラウリン酸 (Tr) (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 (5)mg (15:0) ペンタデカン酸 (0)mg (15:0) ant ペンタデカン酸 (0)mg (16:0) パルミチン酸 (140)mg (16:0) iso パルミチン酸 (0)mg (17:0) ヘプタデカン酸 (0)mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 (0)mg (18:0) ステアリン酸 (21)mg (20:0) アラキジン酸 (3)mg (22:0) ベヘン酸 (2)mg (24:0) リグノセリン酸 (3)mg (10:1) デセン酸 (0)mg (14:1) ミリストレイン酸 (0)mg (15:1) ペンタデセン酸 (0)mg (16:1) パルミトレイン酸 (1)mg (17:1) ヘプタデセン酸 (0)mg (18:1) <計> (220)mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 (3)mg (22:1) ドコセン酸 (Tr) (24:1) テトラコセン酸 (Tr) (16:2) ヘキサデカジエン酸 (0)mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 (0)mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 (0)mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 (220)mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 (29)mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 (0)mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 (0)mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 (0)mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 (0)mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 (0)mg (20:4) n-6 アラキドン酸 (0)mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 (0)mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 (0)mg (22:2) ドコサジエン酸 (0)mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 (0)mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 (0)mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 (0)mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 (0)mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
米おこし、あわおこしを含む
原材料配合割合から推計 - おこしの炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
-
炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 5.0g 単糖当量 (95.0)g でん粉 (41.2)g ぶどう糖 (0.5)g 果糖 (0.2)g ガラクトース – しょ糖 (38.5)g 麦芽糖 (3.8)g 乳糖 (0)g トレハロース – <計>(利用可能炭水化物) (88.3)g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
米おこし、あわおこしを含む
原材料配合割合から推計
80 %エタノールに可溶性のマルトデキストリン: (4.2)g