草餅とはよもぎの入った餅のことで、よもぎ餅ともいいます。かつては母子草(春の七草のゴギョウ)が用いられていましたが、現在ではよもぎを使用するのが一般的となっています。
草餅・よもぎ餅の特徴
草餅は和菓子として扱われ、菱餅の最下段などに用いられます。ゆでてアク抜きしたよもぎをすり潰して餅に混ぜるのが本来の作り方ですが、上新粉や白玉粉を使って手軽に作ることもできます。中にあんを入れたり、あんを入れずにきな粉をまぶして食べたりするほか、普通の餅と同様に伸ばして四角く切って切り餅とし、焼き餅や雑煮、ぜんざいで食事として食べたりします。
平安時代には、上巳の節句に黍麹草(鼠麹草・母子草)を混ぜ込んだ餅を食べるという風習が中国から伝わり、宮中行事のひとつとして定着していたことがわかっています。この上巳の節句は、女子の健やかな成長を願うひな祭りとして江戸時代に広まりました。ひな祭りの供え物として用いられる菱餅の緑色には、邪気を払う意味があるとされています。
現在では草餅といえばよもぎ餅を指し、餅の種類としては一般的なものとなっていますが、母子を搗くことは縁起が悪いとして避けられるようになったことから、次第に母子草(春の七草のゴギョウ)よりよもぎが多用されるようになっていったとされています。ただ、岡山県や広島県などでは現在まで母子草で草餅を作る風習が残っているため、真実はわかっていません。
草餅・よもぎ餅のおすすめ売れ筋商品
おすすめ1
城北麺工 山形蔵王よもぎ餅 360g
おすすめ2
色がきれいなよもぎもち 220g(越後製菓)
おすすめ3
杵つき餅「草餅」(越後村上うおや)
おすすめ4
庄内の恵み屋 山形県庄内産 丸餅 草もち 600g(12個)
おすすめ5
よもぎ餅 (草もち)国産よもぎをたっぷり練りこみました(つぶあん)冷凍・よもぎ餅(草餅)10個(だんごとわがしとおこわの四季)
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手作り草餅・よもぎ餅レシピ
ヨモギ香るきな粉草もち
私の好みで生地に白玉粉を加えていますが、上新粉だけ(200g)でもOK。よもぎの量は、好みで増減してください。
よもぎ餅・草大福
今回はよもぎを50gで作ってみましたが、もう少し多くてもいいかもしれません。よもぎの色はだんだん濃くなります。水の量はよもぎに含む水分に応じて加減してください。
黄金比でおいしい草餅
粉(うるち米:もち米=7:3):ぬるま湯:よもぎ=1000:800:400(5:4:2)がおいしい草餅の黄金比です。
草餅のリメイクレシピ/アレンジレシピ
よもぎ餅のミルクぜんざい
牛乳が吹きこぼれないように、耐熱器は大きめのものを使ってください。お餅は食べごろになると浮いてくるので、それを目安に加熱しましょう。
揚げ焼きヨモギ餅(草餅)
海苔を巻くとさらに美味しく、持ちやすくもなるのでお子さんに良いかと♪ほぼテキトーなので、分量は好みで調節してみてください。
草餅・よもぎ餅の食品成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
草餅の食品成分部分をクリックすると開閉します。
- 草餅の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 229kcal 水分 43.0g たんぱく質 4.2g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 (0.3)g 飽和脂肪酸 (0.10)g 一価不飽和脂肪酸 (0.07)g 多価不飽和脂肪酸 (0.13)g コレステロール 0mg 炭水化物 52.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) (54.1)g 水溶性食物繊維 0.1g 不溶性食物繊維 1.9g < 食物繊維総量 > 2.0g 灰分 0.3g ナトリウム 17mg カリウム 47mg カルシウム 11mg マグネシウム 14mg リン 50mg 鉄 1.0mg 亜鉛 0.6mg 銅 0.12mg マンガン – ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) 0μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 170μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 170μg ビタミンA(レチノール活性当量) 14μg ビタミンB1 0.03mg ビタミンB2 0.02mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.4mg ビタミンB6 0.04mg ビタミンB12 0μg 葉酸(ビタミンB9) 5μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.21mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC Tr ビタミンD 0μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.2mg ビタミンE(β-トコフェロール) Tr ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.3mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0.9mg ビタミンK 13μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
小豆こしあん入り
部分割合: 皮 6、あん 4 - 草餅の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
-
脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 43.0g 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 (0.3)g 脂肪酸総量 (0.29)g 飽和脂肪酸 (0.10)g 一価不飽和脂肪酸 (0.07)g 多価不飽和脂肪酸 (0.13)g n-3系多価不飽和脂肪酸 (0.01)g n-6系多価不飽和脂肪酸 (0.11)g (4:0) 酪酸 (0)mg (6:0) ヘキサン酸 (0)mg (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 (0)mg (10:0) デカン酸 (0)mg (12:0) ラウリン酸 (0)mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 (4)mg (15:0) ペンタデカン酸 (Tr) (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 (85)mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 (Tr) (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 (7)mg (20:0) アラキジン酸 (1)mg (22:0) ベヘン酸 (1)mg (24:0) リグノセリン酸 (1)mg (10:1) デセン酸 (0)mg (14:1) ミリストレイン酸 (0)mg (15:1) ペンタデセン酸 (0)mg (16:1) パルミトレイン酸 (1)mg (17:1) ヘプタデセン酸 (0)mg (18:1) <計> (63)mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 (1)mg (22:1) ドコセン酸 (0)mg (24:1) テトラコセン酸 (0)mg (16:2) ヘキサデカジエン酸 (0)mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 (0)mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 (0)mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 (110)mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 (14)mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 (0)mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 (0)mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 (0)mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 (0)mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 (0)mg (20:4) n-6 アラキドン酸 (0)mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 (0)mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 (0)mg (22:2) ドコサジエン酸 (0)mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 (0)mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 (0)mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 (0)mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 (0)mg 未同定脂肪酸 (1)mg () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
小豆こしあん入り
部分割合: 皮 6、あん 4
原材料配合割合から推計 - 草餅の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
-
炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 43.0g 単糖当量 (54.1)g でん粉 (27.4)g ぶどう糖 (0.2)g 果糖 (0.1)g ガラクトース – しょ糖 (21.3)g 麦芽糖 (0.6)g 乳糖 (0)g トレハロース – <計>(利用可能炭水化物) (50.2)g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
小豆こしあん入り
部分割合: 皮 6、あん 4
原材料配合割合から推計
80 %エタノールに可溶性のマルトデキストリン: (0.7)g