りんご茶はりんごの皮で簡単に手作りできるお茶です。
りんごの主成分は糖分で、主に果糖とブドウ糖からなっています。酸はリンゴ酸とクエン酸です。
果物にしてはビタミンの含有量が少ないものの、ミネラルのカリウムや食物繊維のペクチンを多く含んでいます。
疲労回復・食欲増進
りんごに含まれるさまざまな有機酸によって、疲労回復や食欲増進に役立つといわれています。
胃もたれ改善
りんごの酸味のもとであるリンゴ酸とクエン酸が代謝を活発にするため、疲労回復や食欲増進のほか、胃もたれの改善にも効果があるといわれています。
便秘・下痢の解消
りんごに含まれる食物繊維のペクチンが腸に刺激を与えて便通を整えると考えられています。ペクチンが腸壁にゼリー状の膜を作るため、便秘のときは便をやわらかくして便意をもよおさせ、下痢のときには腸内へ有害物質を吸収するのを防ぐといわれています。
高血圧の予防・改善
りんごに含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウムを排出して血圧を下げる働きがあるほか、血圧上昇作用のあるレニンの分泌を抑える効果もあるといわれています。
高脂血症の予防・改善
りんごに含まれるアップルポリフェノールが肝臓内での脂質合成酵素を阻害するとともに、脂質燃焼酵素の活性を高めるといわれています。また、ペクチンがコレステロールと水分の仲立ちをし、コレステロールを排出する働きもあるとされています。
りんご茶の作り方
- りんご1個分の皮を3日ほど天日干しし、乾いたら手で細かく裂きます。農薬が気になる場合は事前にりんごを酢水で洗うのがおすすめです。
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鍋に1と水500mlを入れて3分ほど煎じたら、茶こしで濾して飲みます。
高血圧・便秘・下痢などでお悩みの方は、りんごを一日に1個食べるのが理想といわれています。りんごの皮の栄養をむだなく摂取するためにも、ぜひお茶にして飲んでみてはいかがでしょうか。