サフランは南ヨーロッパやトルコ、インドが原産のアヤメ科サフラン属の多年草です。サフラン茶に使われているのはめしべの部分で、一つの花から2~3本ほどしか収穫できないため、比較的高価な部類の高級ハーブティーとなっています。
サフラン茶に期待できる効果・効能
アンチエイジング効果
サフラン茶はビタミンが豊富でβカロテンやクロシンも含まれているため、体の抗酸化力を上げる働きがあるといわれています。抗酸化力が上がると活性酸素を抑えることができることから、アンチエイジング効果が期待できます。
女性特有の悩みの緩和
サフラン茶の香りには女性ホルモンの分泌を高める効果があり、月経周期を整える働きが期待できるほか、更年期に関する悩みを緩和したり、PMS(月経前症候群)の不調を和らげたりといった効果もあるといわれています。
精神安定
サフラン茶には、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌量を調整してバランスを整える働きがあるため、ヒステリーを抑えたり、イライラや不安感を取り除いて気持ちを安定させたりする効果が期待できます。
冷え性改善
サフランの香り成分サフラナールには体を温めて発汗を促す働きがあり、カロテノイドには高い抗酸化作用で血液をサラサラにして血管をしなやかに保ち血行を促進する働きがあるといわれています。これによって血流がよくなり、冷え性の改善につながると考えられています。
サフラン茶のおすすめの飲み方
ティーカップにサフランを数本入れ、熱湯を注いで色が出れば飲み頃です。サフラン独特の香りがあり、ほろ苦い風味が楽しめます。シングルで飲みづらいと感じた場合は、カモミールやレモンバームとブレンドすると飲みやすくなります。
このように、アンチエイジングからPMS時のイライラの緩和まで幅広くサポートしてくれる女性にうれしいサフラン茶ですが、子宮を刺激する成分が含まれているため、妊娠中の方は利用を控えましょう。