塩豆には、カルシウムや食物繊維、鉄が含まれています。
その栄養効果として、整腸作用、イライラ予防、貧血改善効果などが期待できます。
塩豆の効能
塩豆とは、塩水に浸した青えんどう豆を炒ったもの、あるいは青えんどう豆を塩ゆでしたもののことをいいます。低脂肪でタンパク質が豊富であるのが特徴です。表面が白いのは、保存性を高めるための貝カルシウムによるもので、したがってカルシウムも豊富といえます。
えんどう豆には、さやが硬くて食べられない硬莢種と、さやごと食べられる軟莢種の2タイプがありますが、青えんどう豆はさやが硬い硬莢種にあたるため、さやの中の実である豆のみを食べます。
近年では中国産やカナダ産、アメリカ産の輸入品が多くなってきましたが、国産の青えんどう豆のほうが風味があって美味といわれています。
青えんどう豆の食物繊維の含有量は、根菜類のキャベツやかぼちゃと比べてもはるかに多く、鉄もほうれん草の2.5倍程度含んでいます。
このため塩豆には、イライラ防止、整腸作用、貧血改善などの効果が期待できると考えられます。
塩豆の人気&簡単レシピ
塩豆としらすのチャーハン
塩豆はソフトタイプで、とっても柔らかいので最後に入れます。お豆もにしらすにも塩味が付いているので、調味料の入れ過ぎにご注意を。ご飯は温かい方が、具と混ざりやすいですよ。
塩豆で生地無しキッシュ
ソースは菜箸でかき混ぜると手軽ですが、泡立て器やハンドミキサーを使った方がキレイに仕上がります。塩豆とウィンナーに塩気があるので、味付けは敢えてコンソメだけで。
塩豆とじゃがいもの和えもの
野菜は柔らかくなるまで茹でてください。混ぜる際には固い部分を漉すなどすると、なめらかに美味しく仕上がります。
塩豆ショコラ アマンドショコラ風
塩豆をアマンドショコラのように仕上げてみました。ココアと一緒に愛情もたっぷりふりかけて♪オススメは抹茶パウダー&ホワイトチョコの組み合わせです。
塩豆で炊き込みご飯
堅い塩エンドウがふっくら美味しく大変身!お米と一緒に炊きあげるだけでとても簡単にできるので、余ったら是非作ってみてください♪
塩豆の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- 塩豆の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 364kcal 水分 6.3g たんぱく質 23.3g アミノ酸組成によるたんぱく質 (18.6)g 脂質 2.4g トリアシルグリセロール当量 1.7g 飽和脂肪酸 0.30g 一価不飽和脂肪酸 0.55g 多価不飽和脂肪酸 0.78g コレステロール (0)mg 炭水化物 61.5g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 1.1g 不溶性食物繊維 16.8g < 食物繊維総量 > 17.9g 灰分 6.5g ナトリウム 610mg カリウム 970mg カルシウム 1300mg マグネシウム 120mg リン 360mg 鉄 5.6mg 亜鉛 3.6mg 銅 0.57mg マンガン 1.03mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 68μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 2μg ビタミンA(β-カロテン当量) 69μg ビタミンA(レチノール活性当量) 6μg ビタミンB1 0.20mg ビタミンB2 0.10mg ナイアシン(ビタミンB3) 2.2mg ビタミンB6 0.15mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 17μg パントテン酸(ビタミンB5) 1.25mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC Tr ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 3.7mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0.1mg ビタミンK 16μg 食塩相当量 1.5g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
炭酸カルシウム使用 - 塩豆のアミノ酸成分表(1) 可食部100g当たり
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アミノ酸成分表(1) 単位: /100g 水分 6.3g たんぱく質 23.3g アミノ酸組成によるたんぱく質 (18.6)g イソロイシン (910)mg ロイシン (1600)mg リシン(リジン) (1700)mg 含硫アミノ酸:メチオニン (230)mg 含硫アミノ酸:シスチン (360)mg 含硫アミノ酸 <合計> (590)mg 芳香族アミノ酸:フェニルアラニン (1100)mg 芳香族アミノ酸:チロシン (680)mg 芳香族アミノ酸 <合計> (1800)mg トレオニン(スレオニン) (890)mg トリプトファン (210)mg バリン (1100)mg ヒスチジン (590)mg アルギニン (1900)mg アラニン (1000)mg アスパラギン酸 (2600)mg グルタミン酸 (3800)mg グリシン (1000)mg プロリン (940)mg セリン (1100)mg ヒドロキシプロリン – アミノ酸組成計 (22000)mg アンモニア – 剰余アンモニア – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
えんどう(乾)から推計 - 塩豆の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 6.3g 脂質 2.4g トリアシルグリセロール当量 1.7g 脂肪酸総量 1.63g 飽和脂肪酸 0.30g 一価不飽和脂肪酸 0.55g 多価不飽和脂肪酸 0.78g n-3系多価不飽和脂肪酸 0.10g n-6系多価不飽和脂肪酸 0.68g (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0mg (12:0) ラウリン酸 0mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 4mg (15:0) ペンタデカン酸 3mg (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 200mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 4mg (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 74mg (20:0) アラキジン酸 9mg (22:0) ベヘン酸 3mg (24:0) リグノセリン酸 6mg (10:1) デセン酸 0mg (14:1) ミリストレイン酸 0mg (15:1) ペンタデセン酸 0mg (16:1) パルミトレイン酸 1mg (17:1) ヘプタデセン酸 1mg (18:1) <計> 530mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 11mg (22:1) ドコセン酸 0mg (24:1) テトラコセン酸 1mg (16:2) ヘキサデカジエン酸 0mg (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0mg (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0mg (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 680mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 100mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0mg (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 0mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 0mg (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0mg (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0mg (20:4) n-6 アラキドン酸 0mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 0mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0mg (22:2) ドコサジエン酸 0mg (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0mg (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 0mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0mg (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 1mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号 - 塩豆の脂肪酸成分表(2) 脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表
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脂肪酸成分表(2) 単位: g/100g 脂肪酸総量 脂肪酸総量 677 飽和脂肪酸 126 一価不飽和脂肪酸 228 多価不飽和脂肪酸 323 n-3系多価不飽和脂肪酸 42 n-6系多価不飽和脂肪酸 281 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 0.2 (15:0) ペンタデカン酸 0.2 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 12.3 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 0.2 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 4.6 (20:0) アラキジン酸 0.5 (22:0) ベヘン酸 0.2 (24:0) リグノセリン酸 0.3 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 0.1 (17:1) ヘプタデセン酸 0.1 (18:1) <計> 32.8 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 0.7 (22:1) ドコセン酸 0 (24:1) テトラコセン酸 0.1 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6リノール酸 41.5 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 6.1 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 0 (20:2) n-6 イコサジエン酸 0 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0 (20:4) n-6 アラキドン酸 0 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 0 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 0 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 0.1 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号 - 塩豆の脂肪酸成分表(3) 脂質1g当たり
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脂肪酸成分表(3) 単位: mg/g 脂質 脂肪酸総量 677 飽和脂肪酸 126 一価不飽和脂肪酸 228 多価不飽和脂肪酸 323 n-3系多価不飽和脂肪酸 42 n-6系多価不飽和脂肪酸 281 (4:0) 酪酸 – (6:0) ヘキサン酸 – (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 – (10:0) デカン酸 0 (12:0) ラウリン酸 0 (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 2 (15:0) ペンタデカン酸 1 (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 84 (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 1 (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 31 (20:0) アラキジン酸 4 (22:0) ベヘン酸 1 (24:0) リグノセリン酸 2 (10:1) デセン酸 0 (14:1) ミリストレイン酸 0 (15:1) ペンタデセン酸 0 (16:1) パルミトレイン酸 1 (17:1) ヘプタデセン酸 Tr (18:1) <計> 222 (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 4 (22:1) ドコセン酸 0 (24:1) テトラコセン酸 1 (16:2) ヘキサデカジエン酸 0 (16:3) ヘキサデカトリエン酸 0 (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 0 (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 281 (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 42 (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 0 (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 0 (20:2) n-6 イコサジエン酸 0 (20:3) n-6 イコサトリエン酸 0 (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 0 (20:4) n-6 アラキドン酸 0 (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 0 (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 0 (22:2) ドコサジエン酸 0 (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 0 (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 0 (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 0 (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 Tr 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号