メタボリックシンドロームの知名度は高いですが、サルコペニアはまだあまり多くの人に知られていません。
しかし、メタボリックシンドロームよりも怖い(外見上は肥満に見えない)肥満のタイプのことです。
[スポンサーリンク]
サルコペニアがメタボより怖い4つの理由
メタボは主に筋肉量はあまり変化しないで脂肪が増加しますが、サルコペニアは筋肉量が落ちて、その代わりに脂肪が増加します。従って、肥満でありながら、「外見上は肥満に見えない肥満」なので、気がつかないまま進行させてしまうことになります。
なぜ、同じ肥満なのにメタボよりも怖いかと言うと以下の4つの理由によります。
- (既に書いた通り)外見上は肥満に見えないので症状を悪化させてしまうこと
- 高血圧、糖尿病などを発症させるリスクがメタボより約2倍高いこと
- 筋肉が衰えているので基礎代謝が低く脂肪を燃焼させにくく改善が難しいこと
- 筋力の衰えで転倒しやすくなり寝たきり生活になるリスクが増大すること
サルコペニアが増加する理由
筋肉は40代を過ぎると筋肉を使用しない限り急速に減少していきます。加えて運動不足になります。運動を行う人でもウォーキングなどの有酸素運動を行う人は多いのですが、筋トレ運動をする人は少ないのが現状です。
この筋肉が付かないことが、サルコペニアになる主な理由です。有酸素運動は脂肪を燃焼させるのですが、これだけでは不十分なのです。
サルコペニアの予防・改善方法
もう既にサルコペニアになる原因を述べたので、改めて言うほどのことではないのですが、有酸素運動と筋トレの両方の運動を行うこと、そして食事では良質なたんぱく質を摂取する食生活を行うことが大事です。
そして大切なのは栄養のバランスを欠いてはダメということです。摂取する比率は、たんぱく質約3割、炭水化物5割、脂質2割程度の割合で摂取するのが理想です。