あおさには、食物繊維やカルシウム、β-カロテン、葉酸、ビタミンB12・C、鉄、マグネシウムが含まれています。
あおさの効能
日本で食品として利用されているあおさのほとんどは、ヒビミドロ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属の海藻、ヒトエグサです。あおさは長さ4〜10cmの葉状の緑藻で、乾燥わかめのように味噌汁やお吸い物などの具として食べるのが一般的ですが、天ぷらや海藻サラダの具にするほか、卵焼きに混ぜたり煮詰めて海苔の佃煮にしたりとさまざまな料理に利用できます。
あおさには、食物繊維がゴボウの約7倍、カルシウムが牛乳の約9倍、β-カロテンと葉酸がほうれん草の約2倍含まれているほか、野菜や果物にはほとんど含まれていないビタミンB12も多く含まれています。また、ビタミンCや鉄、マグネシウムなどのミネラルも豊富で、海の緑黄色野菜とも呼ばれています。
あおさに豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて便秘を解消してくれます。また、腸内で余分な中性脂肪・コレステロール・糖質の吸収を抑制したり吸着したりして体外に排出するほか、血糖値の上昇も抑えてくれるため、肥満の予防につながります。
さらに、カルシウムが骨粗鬆症・高血圧・動脈硬化を予防するほか、β-カロテンが強い抗酸化作用によって老化を予防し、肌を健康に保ちます。葉酸と鉄は貧血予防に役立ちます。
あおさの人気&簡単レシピ
あおさと焼き餅のみそ汁
お餅同士がくっつかないように少し離しながら焼くのがコツ。焼き海苔もGOOD!切り餅の分量を増やすと、お雑煮のような食べごたえのある一品になります。
あおさ海苔のパスタ
イタリアンのお店でいつも注文するメニューを再現。仕上げにオリーブ油をひとまわしすると、風味が一段とアップします。
あおさの卵焼き
流し込んだときにうまく広がらないようなら、卵焼き器を揺すって箸であおさを広げてください。
あおさと竹輪のお吸い物
あおさを入れてからはグツグツ煮ないことがコツ。味の濃さは白だしや醤油に合わせて加減してください。あおさだけでも美味しいですよ♪
豆腐のあおさ餡掛け
あおさが手に入らない場合は普通の板海苔で代用できます。とろみをつけることで冷めにくくなるので、寒い日にもおすすめです。