上白糖は、上白糖の製造過程で最初に作られる砂糖で、三温糖はその残りの糖液で作られる砂糖です。
上白糖・三温糖の特徴
上白糖は、ショ糖を主成分とし、水分と転化糖(ブドウ糖と果糖の混合物)をそれぞれ1%程度含んだ結晶状の白い甘味料です。
日本では普通の「砂糖」のことをいい、日本で最も使用量が多い天然甘味料です。グラニュー糖に比べて甘味が強くコクがあり、転化糖が含まれている影響で焦げ色がつきやすくなっています。焼き菓子に上白糖ではなくグラニュー糖が推奨されるのはこのためです。料理においては、甘味付けに使うほか、煮物などでは味付けをしみ込ませる目的で利用されます。
世界的には、砂糖といえばグラニュー糖を意味し、転化糖を加えた砂糖を一般的に利用しているのは、アジアの一部の地域に限られています。そのため、上白糖はほぼ日本のみで利用されていると考えて差し支えありません。
一方、三温糖は、上白糖やグラニュー糖を分離して残った糖液を数回加熱してカラメル色をつけた日本特有の砂糖です。製法は上白糖と同じですが、製造工程の最後に結晶と分離させた製糖用糖蜜を再利用し、再び結晶させています。この結晶のたびに再三再四糖蜜を加熱していることが「三温」という名の由来になっています。カラメルなどの風味があり、上白糖より甘味が強くかんじられることから、風味を生かすため煮物などに使われることが多くあります。
一般的に三温糖は健康によいという考え方が広まっていますが、ミネラルの含有量が上白糖に比べてわずかに多いというだけで、実際にはそれほど健康効果はありません。
上白糖・三温糖のおすすめ商品
おすすめ1
三井製糖 上白糖 1kg
日本で最も多く使われているスプーン印の上白糖。上白糖は日本特有の砂糖で、しっとりとソフトな風味です。
おすすめ2
カップ印 三温糖 1kg
三温糖は、白砂糖(上白糖)に比べわず少し純度が低くて黄褐色。甘味も強く、独特のコクがあります。
健康志向の方には、てんさい糖やきび糖もおすすめ
おすすめ3
ムソー てんさい含蜜糖・粉末 500g
原材料がてん菜(ビート)の砂糖。てんさい含蜜糖の粉末タイプは、蜜分やオリゴ糖(ラフィノ-スを2.3%)を含んだおなかに優しい砂糖です。風味はまろやかで、すっきりとした甘みです。
おすすめ4
カップ印 きび砂糖 750g
ミネラル(カルシウム・鉄など)が多く含まれ、さとうきびの風味を活かして作った砂糖。砂糖をたくさん使うお菓子作りなどにおすすめです。
上白糖・三温糖の栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
上白糖(車糖)の食品成分部分をクリックすると開閉します。
- 上白糖(車糖)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 384kcal 水分 0.8g たんぱく質 (0)g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 (0)g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 99.2g 利用可能炭水化物(単糖当量) 103.6g 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 0g ナトリウム 1mg カリウム 2mg カルシウム 1mg マグネシウム Tr リン Tr 鉄 Tr 亜鉛 0mg 銅 0.01mg マンガン – ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) (0)μg ビタミンB1 (0)mg ビタミンB2 (0)mg ナイアシン(ビタミンB3) (0)mg ビタミンB6 (0)mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) (0)μg パントテン酸(ビタミンB5) (0)mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC (0)mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) (0)mg ビタミンE(β-トコフェロール) (0)mg ビタミンE(γ-トコフェロール) (0)mg ビタミンE(δ-トコフェロール) (0)mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定 - 上白糖(車糖)の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
-
炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 0.8g 単糖当量 103.6g でん粉 0.0g ぶどう糖 0.6g 果糖 0.6g ガラクトース – しょ糖 97.6g 麦芽糖 0g 乳糖 0g トレハロース (0)g <計>(利用可能炭水化物) 98.7g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
三温糖(車糖)の食品成分
- 三温糖(車糖)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 382kcal 水分 1.2g たんぱく質 Tr アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 (0)g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 98.7g 利用可能炭水化物(単糖当量) 104.8g 水溶性食物繊維 (0)g 不溶性食物繊維 (0)g < 食物繊維総量 > (0)g 灰分 0.1g ナトリウム 7mg カリウム 13mg カルシウム 6mg マグネシウム 2mg リン Tr 鉄 0.1mg 亜鉛 Tr 銅 0.07mg マンガン – ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) – ビタミンA(β-カロテン) – ビタミンA(β-クリプトキサンチン) – ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) (0)μg ビタミンB1 Tr ビタミンB2 0.01mg ナイアシン(ビタミンB3) Tr ビタミンB6 (0)mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) (0)μg パントテン酸(ビタミンB5) (0)mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC (0)mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) (0)mg ビタミンE(β-トコフェロール) (0)mg ビタミンE(γ-トコフェロール) (0)mg ビタミンE(δ-トコフェロール) (0)mg ビタミンK (0)μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定 - 三温糖(車糖)の炭水化物成分表(1) 可食部100g当たりの利用可能炭水化物及び糖アルコール
-
炭水化物、糖アルコール 単位: /100g 水分 1.2g 単糖当量 104.8g でん粉 0.0g ぶどう糖 0.7g 果糖 0.7g ガラクトース – しょ糖 98.5g 麦芽糖 0g 乳糖 (0)g トレハロース (0)g <計>(利用可能炭水化物) 99.9g ソルビトール(糖アルコール) – マンニトール(糖アルコール) – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定