スペアミントはヨーロッパ原産のシソ科ハッカ属の多年草です。
和名をミドリハッカ・オランダハッカ・チリメンハッカなどといい、葉の形が槍の穂先(spear)のような形をしている様子がスペアミントという名前の語源といわれています。
古くからハーブティーとして利用されており、その歴史はペパーミントよりも古いとされています。
スペアミントティーの特徴
スペアミントティーにはペパーミントティーと同じくメントールの清涼感がありますが、ペパーミントティーよりもやや香りが穏やかで甘味があります。そして、この香りにリフレッシュ効果があるといわれています。
スペアミントティーに期待できる効果・効能
鎮静作用
スペアミントティーには鎮静作用があるため、イライラやストレスなどを和らげ、気持ちを穏やかにする効果が期待できます。また、集中できないときやリフレッシュしたいときなどにも有効です。
消化促進
スペアミントティーには消化促進効果があるため、腸内に溜まったガスを減らす働きや便秘の改善が期待できます。また、食べすぎ・飲みすぎの後に飲むのも効果的とされています。
乗り物酔いの緩和
スペアミントティーは車などの乗り物酔いの緩和にも役立つといわれています。
口臭予防・風邪予防
スペアミントティーでうがいをすると口臭予防に役立つと共に、風邪の予防にもなるといわれています。また、喉や鼻などの呼吸器系の不調に対しても有効とされています。
スペアミントは、ハーブティー以外の用途では歯磨き粉やチューインガム、飴、アロマ精油としても利用されている通り、主に爽快感やリフレッシュ効果などを与える目的で用いられていることがわかります。ただし、妊娠中の方はスペアミントティーの使用を避ける必要があるので注意しましょう。