カモミールは、リラックス作用から抜け毛予防まで幅広く効果があります。
カモミールが良く効くのは、抜け毛、肌の乾燥、気持ちを落ち着けたい、寝つきが悪い、肌あれが気になる、胃腸の調子が悪い、などに効き目があるとされています。
カモミールの効能
カモミールは、ヨーロッパ原産のキク科の代表的なハーブで、古代エジプト時代から使われた、最も古いハーブのひとつです。
ギリシア語で「大地のリンゴ」、また古くから「植物のお医者さん」とも言われていました。日本には江戸時代の末期に渡来したのが始めといわれています。
ヨーロッパでは、風邪に効く民間薬として親しまれているハーブなのです。
カモミールには多くの品種がありますが、ジャーマン種とローマン種の2種類に大別できます。
ジャーマン種は花の部分をハーブティーとして利用することが多く、甘いリンゴのような香りが楽しめ、鎮静、消化促進作用のほか、冷え性にもよいとされています。
もう一方のローマン種は、主に入浴剤や染色に利用されています。
リラクゼーション効果や口臭予防などにも効果を発揮し、発汗を促す効果があるため、風邪のひきはじめに飲むと症状が和らぐといわれています。
そのほか、カモミールに含まれる精油成分アズレンには炎症を鎮める働きがあり、特に口腔から食道、胃腸までの消化器系の粘膜の炎症を抑えるとされてます。
また、最近では、カモミールに含まれているフラボノイド色素「アビゲニン」に抗酸化作用があるため、ガンや生活習慣病、アレルギーなどの原因となる活性酸素を抑える効力があることも明らかになっています。
このように、効能からも女性のハーブともいわれ、生理不順や生理痛の緩和にも使われていますが、妊娠中の方は使用は避けた方がよいでしょう。
カモミールの種類と飲み方
カモミールには、花の乾燥粉末・精油(アロマテラピー)、お茶といった種類があります。カモミールのサプリメントとしては、もっぱらハーブティーとして利用されています。
カモミールは、妊娠中や授乳中に常用したり、多量に用いるのは避けましょう。カモミールは、まれに気管や皮膚へのアレルギー反応が出ることがあります。カモミールの推奨量は乾燥花として一日15g相当といわれています。
参考サイトの紹介
カモミールに関しては、わかさの秘密の以下のページが参考になります。
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/chamomile/
カモミールサプリメントの効果と注意点
カモミールは、キク科の寒さに強く主にヨーロッパから西アジアに生息し、高さが60㎝程になる1年草です。和名ではカミツレと呼ばれています。
花からは、リンゴの果実に似た強い香りが漂いハーブとして利用されています。
薬草としての歴史は、非常に古く4000年以上前から使われていたと言われ、ヨーロッパではもっとも古い民間薬として知られています。
効能としては、アンチエイジング、健胃、発汗、消炎、婦人病に効果があるとされて利用されてきています。
現在は、主に、リラックスできて安眠を促進する効果、心身の不定愁訴の解消効果があるとして、花を乾燥させ、それにお湯を注ぎ、抽出されたお湯を飲む方法で良く利用されています。
カモミールは、ハーブティーとしてだけでなく、入浴剤、ヘアケア製品にも配合されて利用されています。
効能は、上記の他、身体が温まるので、子供の風邪や婦人病にも効果があるほか、カモミールに含まれる成分のアズレンには、口内炎、咽頭炎、扁桃炎、歯肉炎などに対する消炎効果や感染防止効果、口臭防止効果があります。
また、アピゲニンという成分も含まれており、アピゲニンには、抗酸化作用があるため、アンチエイジング、がん、生活習慣病、アレルギー症状などを幅広く予防する効果が期待できます。
主に、良く利用されるカモミールには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが、ジャーマンカモミールの方が薬用としての効果は高いと言われています。
まとめ
カモミールは、ヨーロッパやアメリカで最も親しまれているハーブといっていいでしょう。ハーブティーといえばカモミールティーを指すほどで、暮らしのいたるところで役立つ万能ハーブとして利用されています。
日本には江戸時代にポルトガルやオランダからもち込まれ、欧米ほどではないがカミツレの名で民間治療薬の一つとして扱われてきました。最近のガーデニングやアロマテラピーブームでポピュラーな存在になり、カミツレの名がついた入浴剤やシャンプーなどが登場しています。
カモミールの有効成分
カモミールはの薬効は幅広いものです。カモミールは、強い抗炎症作用をもつことから、スキンケアに使用されることも多くなっています。肌を潤す保湿効果で、入浴剤にも使われます。そして最近カモミールで注目を集めているのが、毛髪への効果でしょう。髪にツヤとハリを与え、抜け毛を防ぐ作用があるとされ、カモミールを配合したシャンプーやリンス、染毛剤が数多く流通しています。
カモミールは、気持ちを落ち着かせたり、リラックスさせる作用にも優れています。イギリスの童話「ピーターラビット」には、興奮して疲れたピーターにお母さんがカモミールティーを飲ませて就寝させるシーンが登場しますが、これはカモミールの鎮静、催眠作用を利用したものです。また、カモミールは胃腸のけいれんや炎症を和らげる効果もあり、胃腸の調子を整える効果も期待できます。
なお、カモミールと名の付くハープには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種がありますが、メディカル・ハーブとして利用されているのはジャーマンカモミールのほうです。