クロレラは、体内の解毒作用を促進して免疫力をつけます。
クロレラが良く効くのは、肝機能の強化、腎機能の向上、病気にかかりやすい、疲れやすい、高血圧、コレステロール値が高い人などに効き目があるとされています。
クロレラの効能
クロレラとは、淡水に生息する植物性のプランクトンです。地球が誕生した頃から、数十億年に渡って生き続けている非常に強い生命体です。しかし、非常に微細なため、19世紀末に発見されました。語源は、ギリシャ語のクロロス(chloros・緑の)とラテン語のエラ(ella・小さいもの)を合成してクロレラ(chlorella)と名付けられました。
ほかの植物の数十倍という光合成能力を持ち、驚異的な増殖力で、年間のタンパク質合成量が大豆の約38倍、稲の約55倍という栄養素を含んでいます。また、9種類の必須アミノ酸を全て含み、天然ビタミン、ミネラルもバランス良く豊富に含まれています。 特に、緑黄色野菜不足などによる栄養のバランスを整えます。
クロレラの60%は良質のタンパク質からなり、その他にも炭水化物や葉緑素(クロロフィル)も含み、抵抗力を高めるアルカリ性食品として重宝されています。
クロレラには約20種ありますが、健康食品に多く使われているのがブルガリス種です。これはクロレラ種の中でも最も優れているとされ、乾燥させて粉末にしたり、クロレラエキスとして流通しています。
また、クロレラは細胞壁が厚く、吸収率が悪いという欠点がありますが、最近では細胞壁を破砕して吸収率を上げているものや、細胞壁が薄いクロレラも開発されているようです。
なお、血栓症治療薬を服用している人は必ず医師の相談が必要です。摂取は空腹時に飲むのが効果的とされています。
クロレラの種類と飲み方
クロレラは、錠剤、エキス、粉末など多数あります。
クロレラの飲み方として、空腹時に服用すると、より効果的との報告があります。クロレラ原末は一日8gが目安です。
参考サイトの紹介
クロレラに関しては、サンクロレラの以下のページが参考になります。
http://www.sunchlorella.co.jp/library/archive.html
クロレラサプリメントの効果と注意点
クロレラは、淡水の湖や池に生息する藻類の総称です。
健康食品として利用されているクロレラは、たくさんあるクロレラの中の特定の種類が選ばれて人工培養されて使われています。
クロレラには、実に多くの栄養成分が含まれています。
タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンは13種類中12種類(ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンK、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトール、*カロテンは体内でビタミンAに変換されます)、ミネラルは6種類(鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウム、ナトリウム)と5大栄養素の他、食物繊維、葉緑素、カロチノイド(αカロテン、βカロテン、ルティン)やクロレラ独自成分のCGF(クロレラ・グロス・ファクター)などです。
このため、コレステロール低下作用、高血圧低下・予防作用、血糖値低下作用、免疫力アップ、抗酸化作用、便秘改善効果などがあります。
尚、クロレラのサプリメントを購入する際は、クロレラに含まれる栄養成分が製造方法や培養方法などによって大きく異なること、培養方法によっては不純物が問題になること、そしてクロレラの細胞膜が非常に硬いことから、そのままでは体内に吸収されないことから注意が必要です。
ただし、信用あるメーカの製品を選べば問題ありません。
まとめ
クロレラは、アオノリなどと同じ緑藻類に属する食用の単細胞植物です。クロレラの成分の約60%がタンパク質で、アミノ酸、ビタミン類、食物繊維、ミネラルが含まれており、その組成はホウレンソウやカボチャに似ています。つまりクロレラを摂取すると、緑黄色野菜を食べたのと同じ栄養素を摂ることができるともいえます。クロレラについては多くの有効作用があるりますが、最近注目されているのが、体内の有害化学物質や重金属、汚染物質を除去する解毒作用です。その根拠となるのが、クロレラの摂取によるアルブミン値の上昇です。
クロレラの有効成分
アルブミンは体内にある最も強力な抗酸化物質ともいわれ、ビタミンやミネラル、脂肪酸、ホルモンなどを運ぶとともに、体内の毒素を細胞から除去して解毒のために肝臓へと運ぶ役割をしています。
最後に
アルブミン値の上昇は肝臓や腎臓などがよく機能して毒素を排出、免疫機能を強化していることにつながります。逆にアルブミンが不足すると、解毒作用や免疫システムが十分に機能していないことになります。イギリスの研究では、アルブミン値が低いとガンや心臓病などの重い病気にかかっている可能性が高いことが報告されています。
他の臨床実験では、クロレラは、高血圧とコレステロール値、中性脂肪値の改善や、肝機能の改苦楽と同程度の改善効果をもつことが確認されました。また動物実験では、クロレラは、抗ガン作用や感染防止作用、ダイオキシンの排出促進作用、白内障の予防などに効果が認められています。