クロロフィルには、血液をサラサラにしコレステロール値をさげる効果、デトックス、抗酸化作用、動脈硬化の予防、免疫力アップが期待できます。
消臭・脱臭や殺菌の効果、整腸作用、抗炎症作用も期待できる栄養成分です。
クロロフィルの効能
クロロフィルは、植物の葉緑素のことで、炭酸ガスと水と光で光合成を行うために必要な成分です。
血液のヘモグロビンの構造と良くにた構造を持ち、摂取することでヘモグロビン値が上昇し、貧血や冷え性を改善する効果があります。
また、血液中のコレステロール値を減少させ血液をサラサラにすることで、動脈硬化、高血圧を予防し心筋梗塞、脳卒中の発症を抑える効果が期待できます。血液がサラサラになり、ヘモグロビンが多くなることで、全身に酸素と栄養成分が行きわたり基礎代謝が上がり健康状態が増進します。
重金属などの有害物質を体外へ排出するデトックス効果や抗酸化作用で細胞を守り、そして免疫力を高める作用も持っています。そのため抗がん効果をも持っています。更に、消臭・脱臭効果、殺菌効果、整腸作用、抗炎症作用もあり多くの健康効果が期待できる栄養成分です。
厚い細胞膜に覆われてそのままではクロロフィルは消化吸収されにくいので栄養面での効果は小さくなるものの、逆にそのため小腸まで届き、小腸の絨毛の間に入り込んだ有害な重金属などを体外に排出する効果があります。この効果は、クロロフィルを吸収されやすくしたサプリ製品では弱くなります。
クロロフィルの消臭効果
クロロフィルで注目されている作用は、体臭などの消臭効果でしょう。実際にクロロフィルのサプリメントは、口臭・体臭・加齢臭・便臭・汗などの臭い対策としても販売されています。
この消臭効果は、クロロフィルのデトックス=整腸作用によってもたらされます。例えば、胃腸が荒れていると息が臭くなりますが、体内へ入ったクロロフィルは、悪玉菌が生み出した悪臭分子を分解して消臭してくれます。
なぜ、胃腸の調子が悪いと口臭がするのでしょうか? 便臭はまだ分かりますが、どうして体臭(肌臭)などにも影響するのでしょうか?
悪臭分子(悪臭ガス)は、腸内で悪玉菌により生み出されますが、便秘などの原因によってすぐに排出されずに長時間体内に留まると、体内へ吸収されてしまいます。これが体の中を巡って肌からの体臭の原因になったり、吐く息からの悪臭の原因となったりするとされています。
クロロフィルはこの悪臭分子(悪臭ガス)を退治してくれるというわけです。
Feクロロフィル
口臭、体臭、ワキガ、加齢臭、便臭、汗の臭いと戦う消臭サプリメント。サプリメントとして使用されているのは、桑の葉からとれる葉緑素のクロロフィルで、水に溶けやすくしたクロロフィリンNaです。他に、便秘改善効果のある水溶性食物繊維のイヌリンも配合されています。
NOW Foods クロロフィル 100mg 90カプセル
ナウフーズのクロロフィルは、アルファルファから水による自然抽出したもので、アルファルファ粉末を250mg配合しています。栄養豊富なアルファルファには、タンパク質、酵素類、ベータカロチン、食物繊維、アミノ酸類にミネラル類、ビタミン13種類が含まれています。
クロロフィルはこんな人に
コレステロール値が高く、その弊害が気になる人、胃腸が弱く便秘気味の人などにお勧めです。
摂取の注意点
摂り過ぎると必要な栄養成分まで体外に排出する危険性があります。
また、クロロフィルは堅い細胞膜に守られているので体内で吸収されにくいので、体内への吸収を高めたサプリ製品が効果が高くなります。
豆知識
野菜に含まれるクロロフィルは調理でゆで過ぎてしまうと、水にクロロフィルが溶けだしてしまいます。電子レンジで調理するか、味噌汁や煮物など調理した水(汁)までを摂取できる料理がクロロフィルを無駄なく十分に摂取できます。