ゴールデンシールは、強い抗菌作用で気管支や胃腸を健やかにします。
ゴールデンシールが良く効くのは、胃腸の調子が悪い、風邪をひきやすい、気管支炎、食欲がない、花粉症、月経過多、などに効き目があるとされています。
ゴールデンシールの効能
ゴールデンシールとは、北米に生息するキンポウゲで、古くからアメリカインディアンの間で常備薬として使われてきました。今のように、抗生物質が開発されるまでは、淋病や梅毒の治療薬としても用いられていました。
現在は風邪やインフルエンザ、痔などの治療にも使用されており、肝臓の強壮剤としても愛用されています。また、モルヒネに似た鎮静作用もあるとされています。
その他、特に鼻や喉、消化器系の粘膜を保護するなどの免疫機能を向上させる働きがあります。
ゴールデンシールの種類と飲み方
ゴールデンシールには、カプセルなどがあります。
ゴールデンシールの飲み方は、乾燥根を一日0.5〜1g服用します。ゴールデンシール一日1カプセルを水と一緒に欽みます。ゴールデンシールには血圧上昇作用があるので、血圧の高い人は注意が必要です。
参考サイトの紹介
ゴールデンシールに関しては、以下のページが参考になります。
http://merckmanual.jp/mmpej/sec22/ch331/ch331q.html
ゴールデンシールサプリメントの効果と注意点
ゴールデンシールは、アメリカ先住民のネイティブインデアンが、鎮静作用があるとして、また外傷、皮膚、消化器、泌尿器の病気(淋病や梅毒などの性病)などに効果のある自然の抗生物質として治療用に利用していた植物でキンポウゲのことです。
治療効果が高いという評判が良すぎたからか採取し尽されて、絶滅の危惧が懸念された程です。
有効成分は、アルカロイドのヒドラスチンとベルべリンで、バクテリアや、ウィルスによる伝染病を予防するほか、抗菌作用、免疫力アップ、胃の炎症や咳、中枢神経系の鎮静作用を有しています。
効能の強い成分は、副作用もまた強いですが、ゴールデンシールにも多くの副作用の発生の可能性が示されています。
副作用として示されているのは、悪心、不安感アップ、消化不良、子宮収縮、高血圧症、呼吸不全などです。
妊娠中または授乳中の女性や新生児、および発作性の疾患や血液凝固に問題のある人はゴールデンシールを摂取するべきでないとされています。
まとめ
ゴールデンシールは、アメリカ先住民が愛用していたハープの1つです。ゴールデンシールの根や茎を潰したり煎じたりしたものが虫よけの軟膏や百日咳、肝臓病、熱病、心臓病などの薬として使用されていました。この効用が広く知られるようになり、アメリカやヨーロッパでは現代に至るまで、ゴールデンシールはポピュラーな民間治療薬として利用されています。
ゴールデンシールの有効成分
ゴールデンシールの薬効として最も知られているのが、強い抗菌作用です。ゴールデンシールの有効成分は、アルカロイド成分のベルベリンやヒドラスチンなどです。ベルベリンには黄色ブドウ球菌や赤痢菌、コレラ菌、大腸菌などに対する広範囲の抗菌作用の他、整腸、解熱、子宮刺激、免疫刺激、抗腫瘍に対する作用などが報告されています。一方、ヒドラスチンは血管収縮作用と血圧上昇作用が認められています。
最後に
ゴールデンシールの抗菌作用により消化器だけでなく、風邪などのウイルスによる感染症も防ぎます。また抗炎症作用にも優れており、気管支炎や胃炎、大腸炎、消化不良、食欲不振など、気管支および消化器全般の症状を改善したり、機能強化に、ゴールデンシールは効果を発揮します。加えてゴールデンシールは、子宮に対する作用で、月経過多の改善や産後の止血剤としても用いられています。
アメリカでは感染症予肪や治療効果を高めるために、このゴールデンシールと、免疫機能を高めるハーブ、エキナセアのサプリメントを組み合わせて飲むことが人気を集めています。なおゴールデンシールには子宮収縮作用があるので、妊娠中や授乳期間中は避けることが必要です。