ケルプに多く含まれるヨウ素によって基礎代謝を整えることで、肥満、消化不良、便秘、冷え、貧血などの症状の改善に期待が持てます。
ケルプが良く効くのは、肥満予防、消化不良の改善、便秘解消、冷え症の改善、貧血の改善、コレステロールの低下などに効き目があるとされています。
ケルプの効能
ケルプとは、コンブ科、ヒバマタ科などの大形海藻全般の総称です。
ケルプには、主に必須アミノ酸の1つでもあるヨウ素や、リン、カルシウム、ビタミン、タンパク質、水溶性の食物繊維が多量に含まれています。
ケルプに多く含まれるヨウ素は、甲状腺ホルモンを作るのに必要とされ、不足すると基礎代謝の低下や、貧血、低血圧、ヒステリー、肥満を招く原因となります。
そして、ヨウ素によって基礎代謝を整えることで、肥満、消化不良、便秘、冷え、貧血などの症状の改善に期待が持てます。
しかも、ヨウ素は体内では合成できないので、外部から取り入れる必要があります。
水溶性食物繊維は、体内で水分を吸収し、食物の移動を緩やかにするため、食後の急激な血糖値の上昇を防ぐ効果があります。
また、胆汁酸の生産を促進する時に大量のコレステロールを必要とするため、その結果コレステロール値が下がり、動脈硬化を防ぐ効果もあります。
同時に、ケルプに含まれるEPAもコレステロールを除去する作用もあり、2つの作用からコレステロールを減らすことができるのです。
海藻を食べる習慣がある日本では比較的摂取しやすい食品ですが、内陸部に住んでいる人々にとっては積極的に摂取する必要のある栄養分だと言えるでしょう。
参考サイトの紹介
ケルプに関しては、わかさの秘密の以下のページが参考になります(ケルプはヒバマタとして解説してあります)。
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/arctic-wrack/
ケルプサプリメントの効果と注意点
ケルプは、コンブ科に属する大形海藻全般の総称ですが、ヒバマタ、ブラダーラック、フーカスとも呼ばれています。
また、ケルプは、ジャイアントケルプ、またはオオウキモとも呼ばれるコンブ科に属する海藻の一種を指すこともあります。
ジャイアントケルプは、現在分かっている中では最大の大きさを誇る藻類です。
海底の岩に根を張り、海面に向かって伸びていきますが、成長は早く1日に最大で約50cmも伸び、その長さは50mに達することもあります。
帯状になって伸びていきますが、帯状の部分に空気を貯められるようになっているため直立して伸びていくことができます。
海面に到達すると、その後は海面に広がるようにして更に成長を続けます。
今までは、食用に適さないため利用されないで放置されてきていましたが、近年、食物繊維のアルギン酸が豊富に含まれていることが分かり、一転して、健康に良いという評判がアメリカで立ち、サプリメントなどの材料として乱獲が続き、アメリカ沿岸でケルプは激減していると言われています。
ケルプには、アルギン酸の他にも髪をつやつやにすると言われているヨードやミネラル分が豊富に含まれています。
その他に、コラーゲン、ヒアルロン酸、ヌルヌルとした成分のフコダインという多糖体が豊富に含まれているので、美肌効果や、抗がん作用、肥満・便秘・冷え症・貧血予防、コレステロール低下作用、新陳代謝促進などが期待できます。