サフラワーには、血行を活発にし、体内の鬱血を取り除く効果があるとして古くから常用されています。
サフラワーが良く効くのは、血行改善・ホルモンバランスを整える・高血圧など循環器系疾病の改善・生理痛の緩和などに効き目があるとされています。
サフラワーの効能
サフラワーは和名で「紅花」と呼ばれる植物です。中央アジアが原産地で、日本へ渡ったのが6世紀頃と言われています。日本では食物油として馴染みがあります。この花は推古天皇の時代から、染料の原料として利用されているほか、口紅の染料もこの花から作られています。
サフラワーには、主にカルサミン、サフロールイエロー、脂肪油、リグナン、フラボノイドなどの有効成分が含まれています。血行を活発にし、体内の鬱血を取り除く効果があるとして古くから常用されています。オレイン酸を豊富に含み、悪玉コレストロールだけを下げてくれる働きがあります。
こういった効能から、狭心症、高血圧、高脂血症、脳血栓などの循環器系の病気の治療に幅広く使用されています。
また、サフラワーは人間の体では作ることのできない不飽和脂肪酸やビタミンEが含まれています。摂取することで血行が良くなり、コレステロールを分解してくれる効果があります。
最近の研究では、ベニバナの種子に多く含まれる2種類のポリフェノールに、血管年齢(血管の硬さ)を改善させる効果があることが分かりました。
そのほか、血行不良による生理痛の改善や、産後の腹痛などにも効果があると言われています。
このように、体に優しいとされるサフラワーですが、妊娠中の人には不向きなので注意が必要です。
サフラワーサプリメントの効果と注意点
サフラワーは、日本語ではべにばな(紅花)と呼ばれるキク科の植物です。
若い芽は食用になり、紅花色の花は着色料、染料として利用されます。また、種子からは食用油が作られます。
サフラワーの種子に含まれる油には、リノール酸が豊富に含まれており、血中コレステロールを減少させる効果があります。
尚、リノール酸には、摂り過ぎの弊害もあるため、オレイン酸を主成分とするサフラワーの変種を品種改良して、オレイン酸を多量に含むハイオレイックタイプが利用されるようになってきています。
ハイオレイックタイプには、リノール酸が13-16%に対してオレイン酸は74-79%も高い比率で含まれています。一方、ハイオレイックタイプでないものはリノールが73-82%、オレイン酸9-17%でその組成が全く異なります。
サフラワーは、ハーブティーとしても利用され、血行促進作用が認められることが日本薬局方に収録されています。
効能としては、身体を温め、ホルモンバランスを整えることから、生理不順、冷え症。更年期障害などがあります。
食用油には、オレイン酸を豊富に含むことから、コレステロールを分解する作用があるため、高脂血症、高血圧、狭心症、脳血栓などの予防効果があります。