スピルリナは、良質のタンパク質と緑黄色野菜以上の栄養を持ってます。
スピルリナが良く効くのは、コレステロール値が高い人、高血圧、便秘、免疫力の強化、肝機能の強化、などに効き目があるとされています。
スピルリナの効能
スピルリナは、最古の植物ともいわれる栄養豊富ならせん形をした緑色の藻です。
この名前は、ラテン語で「ねじれたもの」や「らせん」を意味する (Spira)・英語表記ではSpiralが語源となっています。
通常の藻類は淡水で育つところですが、このスピルリナは、高温・強アルカリ・高塩分という特殊な条件の下で育つ点も注目すべき点でもあります。
スピルリナはアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸など、緑黄色野菜が持つ各種栄養素のほか、良質のたんぱく質を含む栄養補助食品です。これらの効果により、糖尿病や高血圧などの生活習慣病はもちろん、リウマチ、心臓病、腎臓病、脳卒中、ガンなどの様々な疾病に対する効果も明らかになってきています。
また、必須アミノ酸のほか、食物繊維やβカロチンなどの色素も多く含まれているため、90%という高い確率で消化吸収されているという実験結果も出ています。レバーよりも鉄分を多く含んでいることから、貧血も予防でき、女性の栄養補助としても強い味方と言えます。
そして、肝臓機能の向上、細胞の活性化や免疫力増強といった効果と、同じ藻類でもクロレラよりも簡単でしかも安価で培養できることから、最近ではアメリカのNASAで宇宙食として採用され、FDA(食品医薬品局)でも健康食品として認定されているなど、世界的な認定も受けている健康食品です。
粒形にしたスピルリナは、気軽に携帯できることから、「歩く緑黄色野菜」とも呼ばれています。
スピルリナの種類と飲み方
スピルリナは粒状に加工されているものが多くなっています。スピルリナ原末のみの製品を選びたいところです。
スピルリナの飲み方は、スピルリナ原末として一日8gが推奨量です。低血糖の人は食事とともにスピルリナを摂取すると血糖値が安定します。
参考サイトの紹介
スピルリナに関しては、以下のページが参考になります。
http://www.allianceforum.org/developing/spirulina/spirulina.html
スピルリナサプリメントの効果と注意点
スピルリナは、濃い緑色をした単細胞の微細な藻類の仲間です。約30数億年前に地球上に出現した原核生物の一種で熱帯地方の湖に生息しています。
植物と同じように光合成を行い、酸素を発生します。
乾燥したスピルリナには、タンパク質が約60%含まれ、人に必要なアミノ酸20種類中18種類のアミノ酸が含まれています。
また、体内で合成されないため食材から摂取しなければならない必須アミノ酸は全種類含まれています。
その他にビタビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンE、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸を含み、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、鉄などミネラル分も豊富に含んでいます。
更に、多糖類(食物繊維)、クロロフィルなども含む栄養価の高い藻類です。
その中でもカロテノイド系色素のβ-カロテン(体内でビタミンAとなります)、ゼアキサンチンを多く含み、強い抗酸化作用があります。
同じ藻類もクロレラと比較するとベータカロテンが含まれる量が多く、消化吸収性に優れています。
これらの豊富な栄養成分が、抗がん作用、免疫力アップ、視力の低下防止、コレステロール低下、造血作用、抗炎症作用などに多様な効果を発揮します。
野菜の摂取が少ない食生活の人にはスピルナをサプリメントで利用すると効率的に緑黄色野菜に含まれる栄養成分を摂取できます。
まとめ
スピルリナは、熱帯地方のアルカリ性の湖に繁殖している微細な藻の一種で、メキシコやアフリカでは古代から食用として利用した歴史をもっています。近年の研究で、スピルリナの各種有効性が明らかになり、サプリメントをはじめ食品への利用が急速に進んでいます。スピルリナの最大の特色は、良質のタンパク質を豊富に含んでいることです。スピルリナは原末の成分中60〜70%がタンパク質とされ、そのアミノ酸組成も必須アミノ酸9種類をすべて含むなど、非常にバランスのよいものとなっています。とくにリジンとアルギニン比は、コレステロール低下作用のある大豆タンパク質に匹敵し、スピルリナにも同様の効果が期待されています。
スピルリナの有効成分
スピルリナは、ビタミン類やミネラル成分の含有量も多くなっています。なかでもビタミンAは、スピルリナの原末を一日5g摂取することで、1日の栄養所要量を満たすほど含まれています。他にビタミンB1やB2、B6、一般的には植物には含まれないビタミンB12の摂取源としてもスピルリナは有効です。
最後に
またスピルリナは、鉄や、血圧上昇の原因となる体内ナトリウムの排泄を促進するカリウム、便通を整えて腸内環境を改善する食物繊維を多く含んでおり、コレステロール値の低下や、血圧の正常化、便秘や肥満の解消、大腸ガンの予防に役立ちます。さらにスピルリナは、免疫組織を強くし、肝脂肪の量を減少するといわれています。加えてスピルリナは、葉緑素、抗酸化作用があるゼアキサンチンやミネラルの吸収に役立つフィコシアニンも含まれています。スピルリナはまさに、栄養素の宝庫といえるでしょう。
同じ微細藻類にクロレラがあるりますが、スピルリナのほうが細胞膜がうすく、消化吸収性に優れていることから、より幅広い利用が見込まれています。