体によいとされるにんにくも、一度に大量に食べすぎると胃の粘膜を刺激し、胃痛の原因になることがあります。
にんにくを食生活に取り入れるには、バランスのとれた献立に少しずつプラスするのがコツといえます。刺激が強い生にんにくは多くても1日1〜2かけほどにし、加熱したものでも3〜4かけほどにしておきましょう。
すりおろしにんにくならお手軽
にんにくに含まれるアリインは、すりおろすことで効果を発揮します。すりおろして組織が壊れると、アリイナーゼという酵素が活発に働き、アリインを強い殺菌作用やスタミナアップ作用のあるアリシンに変わるのです。加熱せずに使えばアリシンの効果も失われないので、にんにくの効果を十分に活かすことができます。刺身の薬味、焼肉のたれ、サラダのドレッシングなど、ちょっとした風味づけに使いましょう。
ただし、すりおろしてそのままおくと酸化・変色してしまうので、使う直前におろします。
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トッピングにはにんにくチップがおすすめ
薄切りにんにくを揚げたにんにくチップも、手軽に料理のトッピングなどに使えるので、にんにくを食べる機会を増やせます。サラダやステーキ、焼肉などにふりかければ、にんにくの栄養だけでなく、香ばしい風味とカリッとした食感も加わり、食欲をそそります。
薄切りにしたにんにくをカリッとするまで揚げ、ペーパータオルなどで油を切るだけと、作り方も簡単です。
肉と一緒にまるごと焼いても
にんにくは1かけをまるごと焼くと、外はこんがり、中はホクホクに仕上がるので、たとえば焼き鳥なら、ねぎの代わりに交互に串に刺して焼くのもおすすめです。
また、肉などをオーブンでローストするときに一緒に天板にのせておけば、香りのよいつけ合わせになります。