ずいきには、カリウムやカルシウム、食物繊維が含まれています。
ずいき(芋茎/芋がら)の効能
ずいきはサトイモ類の茎の部分で、生のものは酢の物・和え物・蒸し物などに、干しずいきは水でもどして煮物や汁の具などに使われます。
干しずいきは、体内の余分なナトリウムを排出するカリウムの量が100g中10gと全食品のなかでもトップで、骨や歯を強くするカルシウムはゴマと同様に多く、便秘改善に役立つ食物繊維はラッキョウや切り干し大根を上回る含有量です。
食物繊維は便の量を増やして腸内環境を整え、腸内菌による食物繊維分解物が腸を刺激して便秘を改善するだけでなく、腸内の善玉菌である乳酸菌の増殖を活性化することで、発がん物質などの有害物を生み出す悪玉菌の勢力を弱めます。さらに、コレステロールや有害物の排出を促し、動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病やがんを予防します。
生のずいきは、皮の表面に湿り気があり、ひび割れなどがないものを選びましょう。日もちのよい土付きがおすすめです。赤ずいき・白ずいきの場合は皮が緑色に変色しているものは避けましょう。
ずいきの人気&簡単レシピ
ずいきの煮物
ずいきを噛むと食感がなんとも旨い!じゅわ〜とあふれる煮汁に、箸が止まりません。火加減と煮込み時間は中火で10分ほどが目安。長く煮込むと人参は溶け出て、ずいきのせっかくの食感も台無しになるので注意してください。
ずいきのツナ煮
冷えてもおいしく日持ちもし、お弁当や常備菜にも重宝する万能おかず。こどもにも大人気♪不溶性食物繊維が豊富なずいきにはお腹すっきり効果あり。便秘がちな女性にもおすすめです。
ずいきの甘酢煮
ピンク色が目にもかわいい♪生のずいきで作る甘酢煮です。ずいきは火の通りが早いので、くれぐれも炊きすぎないように。鍋は酸に強いホーローかステンレス製が良いようです。下処理からの詳しい手順&写真付き。
ずいきと厚揚げの煮物
心癒される家庭の味。厚揚げなどと一緒に煮たずいきは、シャリッとトロッと、とっても美味♪ポイントは、ずいきを最低でも1時間は水に浸けておくことと、アクが強いのでよくもみ洗いすること。ずいきに含まれる食物繊維には腸の働きを活発化し、体に有害な物質を便と一緒に排出する効果があるので、お腹の調子が優れない人もぜひ。
ずいきの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- ずいき(生)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 16kcal 水分 94.5g たんぱく質 0.5g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 4.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.4g 不溶性食物繊維 1.2g < 食物繊維総量 > 1.6g 灰分 0.9g ナトリウム 1mg カリウム 390mg カルシウム 80mg マグネシウム 6mg リン 13mg 鉄 0.1mg 亜鉛 1.0mg 銅 0.03mg マンガン 2.24mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 110μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 110μg ビタミンA(レチノール活性当量) 9μg ビタミンB1 0.01mg ビタミンB2 0.02mg ナイアシン(ビタミンB3) 0.2mg ビタミンB6 0.03mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 14μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.28mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 5mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.4mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 9μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン Tr テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 30% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
廃棄部位: 株元及び表皮
ずいき(ゆで)の食品成分
- ずいき(ゆで)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 12kcal 水分 96.1g たんぱく質 0.4g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 3.1g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.3g 不溶性食物繊維 1.8g < 食物繊維総量 > 2.1g 灰分 0.4g ナトリウム 1mg カリウム 76mg カルシウム 95mg マグネシウム 7mg リン 9mg 鉄 0.1mg 亜鉛 0.9mg 銅 0.02mg マンガン 1.69mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 3μg ビタミンA(β-カロテン) 110μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 110μg ビタミンA(レチノール活性当量) 9μg ビタミンB1 0mg ビタミンB2 0mg ナイアシン(ビタミンB3) 0mg ビタミンB6 0.01mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 10μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.10mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 1mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.3mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 14μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン Tr テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 60% 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
株元及び表皮を除いたもの
ゆでた後水冷し、手搾りしたもの
干しずいき(乾)の食品成分
- 干しずいき(乾)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 246kcal 水分 9.9g たんぱく質 6.6g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 (0.3)g 飽和脂肪酸 (0.08)g 一価不飽和脂肪酸 (0.03)g 多価不飽和脂肪酸 (0.17)g コレステロール (0)mg 炭水化物 63.5g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 4.8g 不溶性食物繊維 21.0g < 食物繊維総量 > 25.8g 灰分 18.2g ナトリウム 6mg カリウム 10000mg カルシウム 1200mg マグネシウム 120mg リン 210mg 鉄 9.0mg 亜鉛 5.4mg 銅 0.55mg マンガン 25.00mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) (0)μg ビタミンA(β-カロテン) 15μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) (0)μg ビタミンA(β-カロテン当量) 15μg ビタミンA(レチノール活性当量) 1μg ビタミンB1 0.15mg ビタミンB2 0.30mg ナイアシン(ビタミンB3) 2.5mg ビタミンB6 0.07mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 30μg パントテン酸(ビタミンB5) 2.00mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 0mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.4mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0.2mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 19μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン 1.4g テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: いもがら - 干しずいき(乾)の脂肪酸成分表(1) 可食部100g当たり
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脂肪酸成分表(1) 単位: /100g 水分 9.9g 脂質 0.4g トリアシルグリセロール当量 (0.3)g 脂肪酸総量 (0.28)g 飽和脂肪酸 (0.08)g 一価不飽和脂肪酸 (0.03)g 多価不飽和脂肪酸 (0.17)g n-3系多価不飽和脂肪酸 (0.05)g n-6系多価不飽和脂肪酸 (0.12)g (4:0) 酪酸 (0)mg (6:0) ヘキサン酸 (0)mg (7:0) ヘプタン酸 – (8:0) オクタン酸 (0)mg (10:0) デカン酸 (0)mg (12:0) ラウリン酸 (0)mg (13:0) トリデカン酸 – (14:0) ミリスチン酸 (0)mg (15:0) ペンタデカン酸 – (15:0) ant ペンタデカン酸 – (16:0) パルミチン酸 (71)mg (16:0) iso パルミチン酸 – (17:0) ヘプタデカン酸 – (17:0) ant ヘプタデカン酸 – (18:0) ステアリン酸 (11)mg (20:0) アラキジン酸 – (22:0) ベヘン酸 – (24:0) リグノセリン酸 – (10:1) デセン酸 – (14:1) ミリストレイン酸 – (15:1) ペンタデセン酸 – (16:1) パルミトレイン酸 (0)mg (17:1) ヘプタデセン酸 – (18:1) <計> (32)mg (18:1) n-9 オレイン酸 – (18:1) n-7 シス-バクセン酸 – (20:1) イコセン酸 (0)mg (22:1) ドコセン酸 (0)mg (24:1) テトラコセン酸 – (16:2) ヘキサデカジエン酸 – (16:3) ヘキサデカトリエン酸 – (16:4) ヘキサデカテトラエン酸 – (17:2) ヘプタデカジエン酸 – (18:2) オクタデカジエン酸 – (18:2) n-6 リノール酸 (120)mg (18:3) オクタデカトリエン酸 – (18:3) n-3 α‐リノレン酸 (50)mg (18:3) n-6 γ‐リノレン酸 – (18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸 (0)mg (20:2) n-6 イコサジエン酸 – (20:3) n-6 イコサトリエン酸 – (20:4) n-3 イコサテトラエン酸 (0)mg (20:4) n-6 アラキドン酸 (0)mg (20:5) n-3 イコサペンタエン酸 (0)mg (21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸 – (22:2) ドコサジエン酸 – (22:4) n-6 ドコサテトラエン酸 – (22:5) n-3 ドコサペンタエン酸 (0)mg (22:5) n-6 ドコサペンタエン酸 – (22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸 (0)mg 未同定脂肪酸 – () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<注意>
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
<備考>
別名: いもがら
米国成分表から推計
干しずいき(ゆで)の食品成分
- 干しずいき(ゆで)の成分表 可食部100g当たり
-
[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 13kcal 水分 95.5g たんぱく質 0.5g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 3.4g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.3g 不溶性食物繊維 2.8g < 食物繊維総量 > 3.1g 灰分 0.6g ナトリウム 2mg カリウム 160mg カルシウム 130mg マグネシウム 8mg リン 5mg 鉄 0.7mg 亜鉛 0.3mg 銅 0.05mg マンガン 2.35mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) (0)μg ビタミンA(β-カロテン) 0μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) (0)μg ビタミンA(β-カロテン当量) (0)μg ビタミンA(レチノール活性当量) (0)μg ビタミンB1 0mg ビタミンB2 0.01mg ナイアシン(ビタミンB3) 0mg ビタミンB6 0mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 1μg パントテン酸(ビタミンB5) 0.06mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 0mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 3μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン Tr テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 760% 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: いもがら
ゆでた後水冷し、手搾りしたもの