テルペンは、植物の精油成分に含まれる香り成分です。
テルペンの栄養効果として、リラックス効果、高血圧予防、抗炎症作用、血栓予防などが期待できます。
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テルペンの効能
リラックス効果
テルペンの香り成分にはリラックス作用があります。レモンやオレンジなどの皮をむいたときにすっきりとした気分になるのは、テルペンの一種であるリモネンの香気成分が呼吸から体内に入り、脳内でリラックス時に発生するα波が出るためといわれています。
テルペン類の香りがアロマテラピーや香水などに広く使われているのは、その香り成分が神経系や免疫系などに働きかけ、ストレス解消や心身のリラックスに効果があると考えられているためです。
高血圧予防
木の種類には人を心地よくさせるものがありますが、これは、木の香りの中に含まれるテルペンの香りによるものといわれており、実際に、スギのにおいを嗅ぐことによりリラックスでき、血圧と血流量が下がったという実験結果が出ています。
また、テルペンには、血管の壁に傷ができた際に起こる血小板の凝集を抑制して血栓を防止するという作用もあります。
抗炎症作用
テルペンに含まれるジンゲロールは、炎症や痛みを鎮める強力な鎮痛作用を持つだけでなく、ヒスタミンの放出を抑制して、アレルギー症状を緩和する働きもあります。
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