カワハギには、ビタミンB6・DやEPA、DHAなどが含まれています。
カワハギの効能
カワハギは北海道以南、東シナ海に分布し、200mより浅い岩礁まわりの砂地に群れる魚です。種類は多いものの、一般的にはカワハギとうまづらはぎが有名です。味や食感がふぐに似ていながら毒がなく扱いやすいため、ふぐの代用にされることもあります。
カルシウムの吸収をよくし、骨への沈着を助けて骨や歯を丈夫にしたり、血中のカルシウム濃度を調節してイライラを抑えたりする作用のあるビタミンDが豊富であるほか、脂質を分解してエネルギー代謝を活発化させたり、インスリンの分泌を促して糖尿病を予防・改善したりする働きのあるビタミンB6も含まれています。
また、血行促進、動脈硬化・高血圧・がんの予防、コレステロール値低下、記憶力・学習能力の向上、認知症改善、アレルギー症状の緩和・改善に有効な不飽和脂肪酸のEPA・DHAも含まれています。
EPAとDHAはエイコサペンタン酸とドコサヘキサエン酸のことで、これらはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、その効能が注目されている栄養素です。
カワハギは、身にハリがあり透明感のあるものがおすすめです。鮮度が落ちやすいため、内臓を取り除き、厚い皮をはいだ状態で売られていることが多いのですが、皮をはいでいないものは、皮がザラザラしていて肝が大きく、目が黒く澄んでいて体の模様が鮮明なものを選びましょう。
1〜2日ならラップに包んで冷蔵庫で保存できますが、鮮度が落ちやすいため早めに使い切るのがベターです。
カワハギの人気&簡単レシピ
カワハギの煮付け
魚の隙間にごぼうやねぎなど残り野菜を入れるとボリュームアップ!野菜が不足しがちな方もおいしくたくさん食べられますよ。一旦冷ました方が、味が染み込んで美味しくなります。
ウマズラカワハギの唐揚げ
ウマズラハギは皮がとても硬いので、スーパーや魚屋さんでは皮をむいた状態で売っています。魚の分量は、アラを取った身だけの重さです。何度か作った中、味付けは醤油と酒のみのシンプルがベストなようですよ。
カワハギの煮物
煮込むとき、盛り付ける面を意識して上にして煮込むのがポイントです。少し残った煮汁で、付け合せの野菜をサッと煮てください。
カワハギのアクアパッツァ
下処理済みのカワハギを使う場合は、塩こしょうを振るところからスタートしてくださいね。バジルは省いてもかまいませんが、ちょっと添えるだけで見た目がグンと華やかになります。
カワハギの刺身
素手だと危険なので、ツノを折るときは手に必ず新聞紙を巻いてください。お店で買うときは、大きくて肝でお腹がぱんぱんに張っているものを選ぶといいようですよ。